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49歳のビキニ選手が国際大会に挑む!「進化した姿でステージを楽しみたい」

美世選手世界最大級のボディコンテストである「マッスルコンテスト」が2月19日(日)に神奈川・カルッツかわさきで開催される。日本で行われる「マッスルコンテストジャパン」は2019年に初上陸を果たし、2020年にも開催。そして今年、3年ぶりに催されることになった。ここでは、本大会に挑戦する、2022年マッスルコンテストクラスD(166cm以下級)優勝の美世選手(49)に意気込みを語ってもらった。

【写真】美世選手のバックポーズ

──昨年の『マッスルコンテストJAPAN』のリージョナルショー『マッスルコンテストTOKYO』で優勝されています。今年はプロカードを狙っての出場でしょうか。
美世 もちろん優勝をしたい気持ちもありますが、それ以上に国際大会を楽しみたいという気持ちが強いです。3年ぶりに海外から多くの選手が来日し、同じステージに立てるのが楽しみです。

──国際大会の魅力とは一体どういうところにあるのでしょうか。
美世 私は高校生のときにアメリカに留学。大学へ進学、その後、就職して数年間アメリカで働いていました。そのためアメリカの文化が当時から好きでした。ポージングも好きですし、外国人がたくさんいるステージはテンションが上がります。

──40代になってから本格的にトレーニングを始めたと聞きました。何がきっかけだったのでしょうか。
美世 息子が剣道の全国大会の応援に行った際に、「何もしていない母親ではダメだ」とふと思ったんです。すぐにスポーツクラブに入会をしてトレーナーさんについてもらい、3カ月で7kgほど減量しました。そこから周りの方からすすめられたこともあり、コンテストに出場するようになりました。

──昨年からトレーナー業も始められたと聞きました。
美世 2人の息子が大きくなったので、スポーツクラブ『カーブス』でトレーナーとして働き始めました。体力を使うお仕事なので両立は大変ですが、会員様から元気をもらえていますし、学ぶことも多いです。80代、90代の会員様もいらっしゃって、元気にトレーニングする姿をみると、筋肉はお金よりも大切だと感じます。

──「貯金」より「貯筋」が大切ということですね。
美世 老後のために貯金をする方は多いと思います。しかし、いくらお金があっても筋肉がなければ寝たきりになってしまい、旅行などにお金を使うことができません。そういったことから貯金と同じくらい筋肉を付けることも考えなければならないと考えるようになりました。

──40歳を越えてからトレーニングを始めて、マッスルコンテストには2019年から毎年出場していますが、コンテストに出場するというのは美世選手によってどのような意味があるのですか。
美世 仕事と自宅の往復だけだと1年は単調に過ぎてしまうと思います。しかし年に1回でいいのでステージに立つことで、自分を褒める、自分の成長を実感する日を作りたいと思っています。そのためにコンテストに毎年出場しています。

──最後にマッスルコンテストJAPANに向けて意気込みを聞かせてください。
美世 今年は仕事が忙しいこともあって、絞り切れるか不安は残っています。ただ、週4日は最低でもトレーニングをしていますし、弱点強化もしてきました。進化した姿でステージを楽しみたいです。

【マッスルコンテストとは?】
「マッスルコンテスト」はボディビル・フィットネスのメッカであるアメリカ・カリフォルニアを中心に展開されてきた30年以上の歴史ある大会。現在は世界10カ国以上で行われているインターナショナルな大会となっている。「マッスルコンテストJAPAN」は2019年に日本初上陸を果たし、翌2020年に第2回大会を開催。今回は3年ぶりに2月19日、神奈川県・カルッツかわさきで開催されることになった。会場は約2000人収容の大ホールを使用し、国内最大規模のコンテストになる。また、前日の2月18日には2019年から毎年開催されている『マッスルコンテストTOKYO』も同会場にて行われる。

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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