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【筋トレ ビフォーアフター】バルクアップに成功した元ボクサー「サマスタ日本一を目指して」

Before Afterパーソナルトレーナーの中田恒平(なかたこうへい)(37)さんは、趣味としてボクシングをしていたが、ケガによる傷だらけな顔で接客に支障が出ていたことから引退。身体づくりを続けるために始めたのが、ボディメイクだった。ウエイトトレーニングの他、お米を1日5合食べることで身体を大きくさせ、現在はボディコンテストの『プロ選手』として活躍している中田さんのビフォーアフターを紹介する。

【アフター写真あり】どんどんデカくなっていく中田さんの変遷をたどる

「ビフォー写真のとき(2016年2月)はボクシングをしており、そのときもパーソナルトレーナーとして働いていました。ボクシングは試合などにも出ていたのですがプロではなく趣味でした。『30歳』という年齢を考えた時に、ケガをしたり顔に傷を作ったり仕事に支障が出ていたことからボクシングを辞めることを決断しました。当時はフリーランスでなく雇用としてパーソナルトレーナーをしていたので、『初めまして』のお客様が多かったんです。『初めまして』で顔がケガだらけだとやっぱり威圧感が出ると思うんですよね(笑)。ボクシングを辞める代わりに、身体づくりを続けるモチベーションとして大会に出ることを決めました」

現在37歳の中田さんは24歳の頃からボクサーとしての身体づくりのために筋トレを行っていた。そして31歳でボクシングを引退したことをきっかけに、コンテストに出るための本格的なウエイトトレーニングを始めた。そのとき体型は身長177cmに対して、62kg(体脂肪率7%)だった。

「身体が細かったのでウエイトトレーニングで高重量を扱い、身体を大きくすることを意識しました。そのとき初めて『増量』というものに取り組み、『しっかり食べて(栄養補給)しっかり動く(消費)』という基本を意識していました。もともとはおかずが大好きでお米はそこまで『必須』というタイプではありませんでしたが、栄養学を学んだことで炭水化物の重要性を知り、増量期では白米を1日で5合食べていました。消費させるにはしっかりとした栄養を摂取しなければいけません」

トレーニングでは「1種目目」に一番気を付けているという。
「1種目を特に大切にしていて、1種目目のトレーニングは必ず固定種目(マシントレーニング)を選びます。理由は一番フレッシュなときに重量や回数などのパフォーマンスをどれだけ上げていけるかを大事にしているからです。2種目目以降は前の種目の疲労度も影響してきますから、それだけ1種目目に全てを振り切ってる感覚です」

62kgだった体重は70kg(体脂肪率は7%から4%)となった現在の中田さんはSummer Style Award(サマースタイルアワード)のプロ選手として活躍している。本格的に身体づくりを始めたことで、パーソナルトレーナーとして、トレーニングや食事についてのアドバイスできる幅が広がったと話す。
「おかげで(大会に出ている)お客様からもたくさん情報をいただけて、他のお客様へのアドバイスの幅がさらに広がりました。また、筋肉があるおかげでシンプルなファッション(デニムにTシャツ)が似合うようになりました」

身体づくりのプロとしての中田さんが伝えたいのは「極端なことをしないこと」。
「人間は環境の変化に体力を使います。極端なことをせず、焦らずにコツコツとやり続けることが成功への近道です。『太らない食事を心がけていればトレーニングで消費できる』と考えています。極端に食べすぎて太りすぎてしまえば減量が大変になり、心身ともに疲れてしまいます。そうすると食に気持ちが偏ってしまうことが私の場合は多いからです。太らない食事のベースさえ掴んでしまえば1日2日ぐらい乱れても、ベースに戻せば脂肪がつきすぎることはありません」

大会のプロ選手として日本一を目指す中田さんだが、本来のトレーニングの目標である「健康第一」を忘れず、適度に息抜きをすることでバランスを保っている。
「この見た目で言うと少し怪しく見えますが、『生涯健康、生涯二足歩行』をモットーにトレーニングを続けていきたいです。トレーニングは今の僕の人生の全てだと考えています。それがトレーニングをする理由であり目的になります。しかし現在はサマースタイルアワードのプロ選手でもあるため、プロ戦で優勝して日本一になることが、今は一番の目標です」

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取材:FITNESSLOVE編集部

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佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手