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スポーティなハリのある背中を披露し優勝した保育士「栄養素を整えたことで肌荒れが改善できた」

中村綾さん10月9日(月・祝)、ウインクあいちにて行われた『Super Body Contest(SBC)2023』愛知大会(AICHI10)にて2カテゴリーで1位を勝ち取った中村綾(なかむら・あや/34)さん。細かく作り込まれたハリのある筋肉と、スポーティなスリムボディで観客を魅了した。出場したカテゴリーは鍛えられたアウトラインが評価対象となるSBC部門ELEGANT(30〜39歳)と、女性的なボディラインを審査されるTREND/WOMAN部門CHARM(18〜39歳)で、「筋肉と女性美」の見事な両立を高く評価された結果と言える。

【写真】中村綾さんのスポーティなスリムボディ

「昨年が初出場だったのですが、“肩が弱い”というフィードバックを受けて毎日肩トレの時間を入れました。ダンベルを使って、フロント、サイド、リアに分け、一つひとつの筋肉を意識しました。他の部位も同じく最低2〜3種目は同じ箇所でも分けています」

「ジム歴は10年以上になりますが、大会出場を決意するまではスタジオレッスンでエアロビやボクササイズなど有酸素がメインでした。筋トレを本格的にやりだしてからすぐにハマって、毎日3時間はジムに滞在します。といっても、ずっと根を詰めてやるわけではなく、メニューもその日の気分によって決めます。『これをやらなきゃ』という気持ちは枷(かせ)になるので、自然体に、それこそ『家に帰るようにジムにいく』という生活の一部にトレーニングがあるような感じですね」

食事はPFC管理でローファットをメインにするが、最初のようにアプリで計ることは現在はしないという。初めに数値を正確に把握する知識と習慣をつけたことで、目分量でも誤差なく管理が可能になった賜物だと語った。

「食材の数値を覚えて肌感でわかるようになったというのもありますし、インスタグラムに毎食載せることで、『ここに載せたもの以外は食べられないぞ』と気持ちを律しています。雑穀米や魚、鶏胸肉、野菜を中心とした自炊、コンビニで選ぶものも高タンパク質で低脂質に自然となりました」

摂取する栄養素を整えたことで、ボディメイク以外にも良い効果が現れたと語る。

「まず、生理痛が全くなくなりました。これは自分でもびっくりしています。あとは背中の吹き出物などの肌荒れに悩んで薬が手放せなかったのですが、今ではそれを忘れるくらい肌質はよくなりました。運動で代謝がよくなったのもあると思いますが、実感としては栄養面が大きいかなと」

元々、30歳という人生の節目に「今までと全く違う生き方をしてみよう」と決意したなかのひとつであったボディメイクの大会だが、今ではそれを通じて多くの人に「良い生き方をしてる」「楽しそう」と言われ、自身の成長にもつながっていると語った。

「一度きりの人生で好きなことをしてみようと、キャリアを追ってバリバリ働いていた仕事をやめ、当時の恋人ともお別れし、海外留学をするなど人生が一変しました。そのなかで、『自分の選択は間違いではなかった』、『前よりも輝いて充実している』という実感が、大会で結果を残すことで分かりやすく得られるんですね」

「元々、緊張しやすく人前に出るのは得意ではなかったのですが、大勢の中でパフォーマンスを行って順位をつけられるという状況に立つことで、精神面でも一皮剥けたと感じます。長年やってきたボディメイクに意味を持たせることもできましたし、飛び込んだ新しい世界でないと見られなかった光景を見て、人生の楽しさを再確認しています」

中村さんは現在は得意な英語を活かし、インターナショナルスクールで保育士として働いている。多忙な日々のかたわら、SBCの全国大会でチャンピオンに輝いた方々のパーソナルを受け、アドバイスをもらいに各地に飛んでいる。今後の目標を訊ねた。

「やっぱり目指すのは日本一です。去年のFINAL(全国大会)では予選落ちだったので、今年はまず入賞したい。でも志は高く持っていたいので、ここはやっぱり日本一で(笑)」

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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