ヨガ

ヨガ世界チャンピオン!三和由香利さんに聞きました。今さら聞けない素朴なヨガの疑問

何となく気になっているけど誰に聞いたらいいか分からない・・・。
あなたもそんな疑問をお持ちではないでしょうか?
今回は読者 yogi から集めた〝疑問・不安〟をヨガ世界チャンピオン三和由香利さんに聞いちゃいます。
ヨガライフの糸口が見つかるかも!

 

瞑想とマインドフルネスって何が違うの?

A、瞑想については奥が深くひとえに言い難いですが、プロセスや到達する域が異なると思います。
マインドフルネスな状態にするために瞑想を用い、 瞑想そのものにもさまざまな段階や種類があり哲学があります。
どこかに焦点を当てたり、無の状態にしていくなど方法により共通する部分はあると思いますが、解脱や悟りという部分ではまた変わってくるため定義することは難しく、研究は続いているのではないでしょうか。

 

常温ヨガとホットヨガの メリット・デメリットは?

A、ヨガは安全に正しく行っていれば、デメリットは少ないと思っております。
無理な動きをすることによるケガや汗のかき過ぎによる熱中症などが言われることがありますが、
これはヨガのデメリットではなく、正しいアプローチをしていたか、適切な温度と湿度の元で行われていたか、など要因が他にあることも多いと思います。
常温とホットのスタジオで一番異なるのは環境です。
常温では徐々に体を温めてほぐしていくのに対し、
ホットは高温多湿の中で行うので寒い時期でも体が温まりやすく血液循環がよくなり、関節や筋肉に負担をかけずに柔軟性が増したり、デトックス効果も高いと言われていますが、一方で暑いのが苦手な方や、自然を好まれる方もいらっしゃいます。
メリットはそれぞれの流派の特徴によっても変わるかと思いますが、そこにデメリットを生まないためにも心身と向き合い、自分に適したヨガを探りながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

体が硬いからヨガは私にはできない・・・。

A、ヨガは体が柔らかくなければできないものではなく、体が硬い方ほどやっていただくと効果を実感しやすく、ほぐれていくと肩こりや腰痛改善など体への負担が緩和され心地良く感じると思います。
苦手な部分は自分の弱い部分であり、そこを強化していけば苦手意識も解消されていくので、ネガティブにとらえずに一生付き合う自分の体とポジティブに向き合ってみてはいかがでしょうか。
一番硬くなっているのは、体ではなくマインドかもしれませんよ!

 

ヨガを長く続ける秘訣は?

A、ヨガはどこでもいつでもいくつになってもできるもの。
マットの上だけがヨガではないので、アーサナや瞑想をしなければならないなど自分を追い詰めるのではなく、普段の生活にヨガの要素を取り入れるだけでも継続の一歩につながると思います。
習慣化したほうが続けやすい方もいれば、ルーティーンにすると窮屈になるという方もいると思いますので、ライフスタイルに合わせて自分のヨガを楽しんでいただくのが一番ではないでしょうか。

Enjoy your Yoga = Life!

 

 

三和由香利 (みわ・ゆかり)
ヨガコーディネーター。25歳で渡米後、ホットヨガを体験したことからヨガの世界に。
2006年から指導を始め、07年より5年連続でヨガ世界大会「International YogaAsana Championship」に出場、11年に世界チャ ンピオンとなる。
ヨガの魅力を多面的に伝えるべく、イベントやテレビ、雑誌などに多数登場。
ピラティスインストラクターとしても活動するほか、コリオグラファー(振付師)としてCMや写真撮影にも関わる。
NHKにてホットヨガの番組を担当し、テキストを2冊発刊する他、
現在重版している「200のポーズがわかるYOGA図鑑」など著書を6冊出版。

文●三和由香利

Yoga&Fitness Vol.04掲載

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佐藤奈々子選手
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