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迫力のある背中とポージングで会場を大いに盛り上げた20歳の大学生「房総のジャイアントキラーと呼ばれるような選手になります!」

田久保志弥選手8月20日(日)に行われたマッスルゲート東京ベイ・ボディビルジュニアの部、65kg以下級で迫力のある筋肉とポージングを披露した田久保志弥(たくぼ ・ゆきや/20)さん。それぞれの部門で違うフリーポーズを魅せ、どちらも会場を大いに沸かせた。

【写真】田久保志弥さんの密度感と迫力のある背中

「フリーポーズでは、自分が楽しむことももちろんですが、お客さんを楽しませることを一番に考えました。歌詞にある"勇気とゆう名の魔法"という言葉に惹かれて、マジレンジャーの曲を選びました」

2020年、高校3年生のときにコロナ期間を利用してダイエットをしようと考え、有酸素運動や少しの自重トレーニングから始めた田久保さん。そして、2021年の1月に親戚の家からダンベルをもらい、ウエイトトレーニングを開始。その4月から大学生になり、何かに挑戦してみようと考えた結果、ボディビルにたどり着いたという。

そんなボディビルを愛する田久保さんは、疲れていたらオフの日もつくるが、基本は週7日トレーニングをしている。その内容とは。

「トレーニングの時間は特に決めておらず、疲れたら止めるというようにしています。種目や分割は1日目、昼頃にベンチプレス、サイドレイズ、チンニング、ベントロウ。夜に上腕二頭筋。2 日目、夜に脚。3日目、昼頃にベンチプレス、サイドレイズ、チンニング、ベントロウ。夜に肩。4 日目、夜に背中。5日目、夜に脚。6日目、昼頃にベンチプレス、サイドレイズ、チンニング、ベントロウ。7日目、夜に胸トレーニングでダンベルフライ・ディップスをしています。負荷が筋肉に入っているか、関節に負担がかかりすぎていないかを意識しています。自慢の部位は背中で、前から見たときの背中の広がりが個人的に好きです!基本的にトレーニング1年目からやっているチンニングを大切にしています」

田久保さんがダブルスプリットなどのトレーニングをしている理由は弱点強化にあった。

「去年の反省から胸・肩・脚が弱点だと考えていたので、頻度を多くするためにダブルスプリットやベンチプレス~ベントロウのサーキットトレーニングを行いました。これをしたことで、今年大きく成長できたと感じています。三頭筋がない理由は、胸などの押す種目で多く使われることが多いためです」

大学3年生の田久保さんは、トレーニングと学業を両立するために、課題はすぐに終わらせる、できるようであれば授業中に終わらせるようにして、トレーニング時間をつくっている。

トレーニングや減量は辛いのが当たり前と割り切って考え、乗り越えてきた田久保さん。辛い中でも、ストレスをためないような食事の工夫があった。

「減量終盤はカーボ源をお米(200g)から、じゃがいもやかぼちゃ、さつまいも(200g)に切り替えてから、同じグラム数でも満足感や甘味を得ることができ、ストレスをあまり溜めることなく過ごすことができました」

ボディビルを愛し、熱い目標を語ってくれた田久保さんに今後も注目だ。

「自分はかなりフリーポーズを褒めていただくことが多いので、フリーポーズに注目していただければ嬉しいです!自分は157cmとビルダーの中でも低身長なので、自分よりも背の高い選手をなぎ倒して行きたいです!房総のジャイアントキラーと呼ばれるような選手になります!」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:北岡一浩

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