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「こけし」と言われた女性が筋肉バービーちゃんへ。「胴長短足でくびれもなかったです(笑)」

田中裕子選手2021年オールジャパンビキニフィットネス40才以上160cm以下級準優勝、昨年のJBBFオールジャパンマスターズビキニフィットネス45歳以上160㎝以下級6位と日本のビキニフィットネス選手の中でも存在感を放つ田中裕子(たなか・ゆうこ/45)選手に、トレーニングを始めた理由や現在までの心境の変化などについて聞いた。

【写真】「こけし」体型から筋肉バービーちゃんへの変化を見る(大会写真あり)

今やビキニフィットネスのカテゴリーでトップ選手として活躍する田中選手。トレーニングを始めたきっかけとは。

「39歳で開始しました。食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食べてもあまり太らなかったのに、35歳あたりからお腹ぽっこり背肉みっちりで、着たい服より隠せる服を選ぶようになり、さらに国の指定難病の潰瘍性大腸炎になったこともあり健康的になるためにはじめました」

背肉みっちりとは今の姿からは想像もつかない。

「胴長短足でウエストのくびれも無く、当初のトレーナーさんにこけし体型と言われていました。正しい努力と工夫は身体にあらわれると信じて続けてきて、こけしからメリハリのあるバービー人形を目指せるまでに変化しました。食べたものから身体は作られると身をもって感じています。食事は、砂糖、小麦、乳製品、添加物などを出来るだけ避けています。その結果明らかに体調も良くなり肌感もよくなりました」

自分を信じてトレーニング、食事管理を継続してきた田中選手。トレーニングでのこだわりを聞いた。

「適切な重量を扱い初動を丁寧にし、肋骨を常に締めたフォームで行うことにこだわっています。特に今年は、お尻上部のボリュームを出すために毎回のトレーニングにお尻の種目をプラスするようにしています。また、ストレスと疲労の軽減のためにトレーニング頻度を下げるような工夫もしています」

重量を適切に扱うことにこだわっている田中選手の今後の目標は。

「今後の目標は二つあって、筋肉バービーちゃんになること、トレーナーとしてお客さんにトレーニングの楽しさを知ってもらうことです。高齢になった時に、最後まで自分の脚でトイレに行けるように身体づくりに励んでいます」

ビキニのトップ選手として活躍する田中選手の今後の肉体の変化に注目だ。

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介

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