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55歳の介護福祉士が魅せた背中のバキバキ「筋トレはまさに貯筋」

筋肉美・健康美を競い合うボディコンテスト『Super Body Contest(スーパーボディコンテスト=SBC)HYOGO03』が6月12日(日)、兵庫県・神戸ポートオアシスで開催された。SBC部門QUEEN (女子・50歳~無制限)で優勝したのは、西田由香里選手(55)。アンチエイジングを実践するチャンピオンに身体づくりのヒントを聞いた。

【写真】西田由香里選手のキレキレの肩回り

――見事に50歳以上の頂点に立ちましたが、いつからボディメイキングを始めたのでしょうか。
「介護の仕事をしている関係で、腰痛防止などを目的に10年ほど前からジムへ通い始め、スタジオでエアロビクスから始めました」

――そこを入口にして本格的に肉体づくりをするようになったのですね。
「お世話になっているパーソナルトレーナーさんが出場されたSBC日本大会を応援しにいって、選手たちの凛として美しいポージングに惹かれました。それからSBCの大会に出るために、半年で12kgのダイエットをしました。減らすのは目標があるため簡単でしたが、ボディメイクは難しいということを痛感しましたね」

――ダイエットとボディメイキングは目的が異なりますからね。トレーニングの時間を作るのは大変ではないでしょうか。
「介護福祉士をしていますので、仕事が終わってから近くのジムに行ったり、休日に集中して筋トレをしています。ボディメイキングを始めて、筋トレは心地よい将来のためにもやっておいたほうがいいと思うようになりました。筋トレは貯筋。機能訓練型のデイサービスで介護福祉士として勤めているからこそ、そのことを日々感じます」

――年齢とともに筋肉は落ちてくると言いますので、西田選手の言葉には説得力があります。とくに筋トレで拘っている点はありますか?
「パーソナルトレーナーに教えていただいたルーティン的な動きを数種類やって身体をほぐしてから、トレーニングに入ることですかね。今大会では、胸部をきちんと引き上げられるようにすることと、背面の美しさを出すことを中心に筋トレを重ねてきました」

――食事面も苦労されたのでは?
「アプリで食事内容を管理しています。タンパク質を多めに摂り、水分もしっかりと取っています。体重よりも見た目の質感の良さを大切にしていきたいと思って取り組んでいます。基本的には、規則正しい生活を送ることを重視していますね」

――日々の生活で努力して点があれば教えてください。
「1~2分あったら肋骨を締める呼吸法をしています。またポージングを意識して立ち姿勢を意識するだけでも、有効な筋トレタイムになります」

――多忙でも、筋トレは可能ですね。優勝したことで、周囲の反応があったのではないでしょうか?
「はい。『年齢が上がってからも自分の目標を持ってイキイキと楽しんでいて素敵』とお褒めの言葉をいただきました。SBCが大好きなので、まだまだ練習を重ねてさらに美しくステージに立ち続けたいと思っています」

取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:Super Body Contest事務局

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