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農家を営む筋肉男子がアクロバティックなポージングで会場を沸かす!【筋肉道 Vol.23】

トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回ご紹介するのは、農家を営みながらトレーニングに励んでいる坪根慶和さん(28)。9月に福岡県で開催された『Super Body Contest(以下=SBC) FUKUOKA 08』では、趣味のブレイクダンスやパルクールの経験を活かしたアクロバティックなポージングで会場を沸かせ、表現力が高い選手に贈られるベストパフォーマンス賞を受賞した。

【写真】坪根さんのアクロバティックなポージングで会場が沸いた!

都内のスポーツクラブでインストラクターとして活動していた坪根さんは、もっとインストラクターに相応しい身体になるために、という思いからトレーニングを開始。現在は農家に転職し、米や大豆、小麦を作りながらトレーニングに励んでいる。
「今では出勤前にトレーニング、お昼休みにHIITや有酸素運動というのを続けています。子どももいるので夜は家族でゆっくり過ごしています。前職のスポーツクラブにDJでありながらマッチョという異色な先輩がいました。一度だけその方とトレーニングをしたのですが、異次元すぎるトレーニングボリュームについていけず最後は具合が悪くなった経験も……(笑)。その当時を思い出しながら『まだイケる。まだ追い込める』と念じてトレーニングを頑張っています」

その頑張った成果を披露するため、9月に福岡県で開催されたSBC FUKUOKAに出場。ボディコンテスト出場を後押ししたのは、坪根さんが今まで行ってきた趣味にもあるという。
「数あるボディコンテストの中でも唯一、筋肉のみではなく、パフォーマンスなどエンターテイメント性も評価してくださる団体だったので出場を決めました。じつは趣味でブレイクダンスやパルクールを行っているので、一番強化して取り組んだ点もパフォーマンスです。そのため、出場する前からベストパフォーマンス賞を狙っていて、大会の3週間前からずっとアクロバットとフリーポーズの練習をしていました。特にアクロバットは見ている人をハラハラさせてはいけません。いかに余裕があるように見せるかがポイントなので、そこも磨きました」

SBCは、筋肉美・健康美を競うボディコンテストの中でも、カテゴリー毎に細かくポージングが考えられていて、エンターテインメント性が高く、選手達がステージに登場する際に披露する、オリジナリティ溢れるポージングにも注目が集まっている。坪根さんもその磨き上げたステージングで会場を魅了し、見事ベストパフォーマンス賞を受賞した。

「次はカテゴリーで優勝を目指します。参加したカテゴリーでは悔しい思いをしたので、次回は1位を獲りたいです。そして見ている人達も楽しめるように、また新しいパフォーマンスも入れるつもりです。ステージングにこれだけ寛容なのはSBCだけです。自分自身もステージを楽しみながら、この団体をもっともっと盛り上げていけたら良いなと思ってます」

坪根さんが次に目指す舞台は12月10日に開催されるSBC FINAL大会。
「予選大会よりもかなりハイレベルな戦いになりますが、自分のベストをぶつけられるよう準備をしたいと思います」と、意気込みを語った。

取材・文:FITNESSLOVE編集部 写真提供:Super Body Contest事務局

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