トレーニング歴が半年も経過すると、知識が増えて何でも知っているような気になり基本を忘れてしまいがちだ。中にはプロのやり方を真似る人も出てくるだろうが、筋肉の発達というものはそう単純なものではなく個人差があるものだ。
文:Sarah Chadwell, NASM-CPT
翻訳:ゴンズプロダクション
個人差があるもの
トレーニングの成果について比較対象にするべきは常に自分であり、自分の身体をモニターしながらトレーニングに微調整を加えていくようにする。トレーニング仲間には効果があった方法でも、自分にも同じ結果が得られるとは限らない。生まれながらにして備わっている遺伝子が異なるのだから当然のことだ。また、1回のワークアウトで劇的に変わるなどと思わないこと。肉体改造は継続的なトレーニングによって少しずつもたらされるものだ。このことはトレーニング歴の長い人なら身をもって実感しているだろう。
大切なのは焦らず継続すること
たとえ微々たる変化しかなくても焦りを感じる必要はない。進歩しているのだから、それはトレーニングが順調であることを示している。ただし、それで安心というわけにはいかない。基本を守り、確実に負荷を増やしていこう。新しい負荷に筋肉が適応してきたら、さらに強い負荷を与えるようにワークアウトに変化をつける。そうやって常に工夫を重ねながらトレーニングを継続すること。それが肉体改造を成功させる秘訣であることをどうか忘れないでいただきたい。
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