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55歳とは思えぬキレのある脚と丸々とした肩!ケガから復帰し、ボディフィットネスで見事優勝

越川順子選手「まずはケガからの復帰戦。優勝できたことにほっとしています」
9月9日(土)に行われたオールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス・ボディフィットネス55歳以上級で優勝した越川順子(こしかわ・じゅんこ/55)選手。2021年11月に股関節の手術をし、競技から一度離れた越川選手だったが、諦めずにリハビリ、トレーニングをして見事優勝を果たした。

【写真】越川順子選手のキレのある脚と丸々とした肩

20代後半から30代まで競技エアロビクスの選手だった越川選手。選手時代に椎間板ヘルニアを発症し手術。エアロビクス選手を引退した。

「手術後、2カ月余りで10kg体重が増えてしまい、腰に悪いからスポーツクラブに通いました。その後トレーニングが楽しくなり、もう一度ステージに立ちたいと思いはじめ、友人の勧めもありボディフットネスへの挑戦を決めました」

2014年に初めて東京選手権に出場し、4位の成績を残した越川選手は「そのときのそうそうたるメンバーの中での4位は大満足でした」と語る。

そして、2017年にジャパンオープン、 オールジャパン、関東選手権、東日本選手権の大会で見事優勝を果たした。2018年アジア選手権大会で4位を獲得した翌年の2019年に、定期健診で主治医から「腰は問題ないが、股関節が生まれつきの変形性股関節症で、このままだと何年後には痛みが出るかもしれない」と言われたという。

「このときはあまり気にもしなかったのですが、それから徐々に股関節の痛み、脚の痺れが出始めました。2021年のオールジャパンのときは、かなりの痛みがありました。ついに歩くこともままならない状態になり、2021年11月に股関節の手術をしました。もう競技人生は絶望的と、かなり精神的にも落ち込みました」

トレーニングはリハビリを中心ながら行うことができたことで、日に日に「またステージに立ちたい」と思うようになったという。

「本格的に2022年から、プロボディビルダーでもある甥にパーソナルトレーニングをお願いしてトレーニングの質の向上や強化をして9月9日のステージに立つことができました」

越川選手のトレーニング内容とトレーニングで気を付けていることとは?
「トレーニングは週4〜6日、1時間〜2時間しています。脚、肩、胸、背中の4分割で細かいところは時間のあるときに行います。今まで脚で踏ん張ることができなかった分、しっかり脚を使い丁寧に筋肉へのアプローチを心掛けました。股関節の手術後、トレーニング中や後に痛みはなく、気をつけていることは、急な衝撃を与えないようにしています。スクワットなどを行うときは、殿筋と内転筋群の筋肉を使ってから行います」

今年ケガから復帰し、見事優勝を飾った越川選手はさらなる進化を求めている。

「まだまだ100%ではないので、ここからがスタートだと思って来年に向けて、身体をつくっていきたいと思います。諦めなければ結果はついてくると改めて思いました。今は普通にトレーニングができる喜びを感じています」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介 

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