12月10日(日)、TFTホール1000にて『SUMMER STYLE AWARD NOVICE (AMATEUR FINAL)』が開催され、菅原櫻子（すがわらさくらこ/46）さんがビューティーフィットネスモデル部門tallクラスで準グランプリに輝いた。
女性らしさを追求するこの部門。ある程度の丸みのあるアウトラインと、しなやかなポージングといった、健康的かつ美しい仕上がりをステージで表現することが求められる中で、見事準グランプリに輝いた菅原さん。多忙な生活を送りながら短時間で結果を出した工夫と考え方とは？
トレーニング歴は4年半だという菅原さん。当初は今より15キロ以上体重が多かったことから、ダイエット目的で筋トレを始めたという。
「育児に追われる毎日で自分の身体のケアをする時間がなかったこともあり、みるみるうちに太ってしまったんです。体型の変化には気づいていたものの、正直見て見ぬふりをしてしまっていました。でもある日、自分の写っている写真をみて驚愕してしまって…。」
その後、自分と向き合う決意をし、パーソナルジムに通い始めた菅原さん。継続するための目標の1つとしてトレーナーから勧められたのがコンテストへの出場だった。
「当時の私にとってコンテストというものはキラキラしていて、自分とはかけ離れた世界のものだと感じていました。私なんかがコンテストに…！？って。でも、せっかく筋トレを始めたのだからコンテスト出場を目標に頑張ってみようと決心しました」
しかし、仕事や家庭との両立は決して簡単なものではなかった。日頃のトレーニングは少ない時間しか確保できないからこそ工夫をしてきたという。
「練習の量では勝負できないので、質と工夫で勝負しようと考えていました。例えば、ポージングの練習はスタジオで行うのがベストですが、それができない分、どのポージングをしてもハマるように体幹の強化を図っていました。家事の合間や信号待ちの時間での日常からステージングの意識を持つことは徹底してきたんです」
多忙な日々を送る中でも継続してフィットネスと向き合い続けてきた菅原さん。彼女がここまでのめり込んだ筋トレの魅力とはなにか。
「大会を目指してトレーニングをしている時間は、いい意味で自分と向き合える時間だと感じています。この歳になると、自分ができないことは減ってきますし、あったとしてもそれを選ぶことすらしなくなると思うんです。でも私は、できないって面白い！と思えたんです。今はまさに大人の青春を過ごしています！」
学生時代とは一味違う過ごし方で、新たに『青春』の1ページを刻み続ける彼女の成長は計り知れない。
取材：池田光咲 撮影：舟橋賢
