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「死んでもやり遂げる」精神で3冠獲得!見事にカットの入った背中や肩の筋肉を披露

八賀明日香さん今年9月10日、「サマー・スタイル・アワード(以下、サマスタ)東海帝王&東海帝王ROOKIE CHALLENGE CUP」にて出場カテゴリー(新人・身長別)全て優勝、全年齢とキャリア総合戦でのオーバーオールと3冠を勝ち獲った八賀明日香(はちが・あすか)さん。4年ぶりの大会、初のビキニ競技での出場というなか、強い肩と背中、美しく絞られたボディで圧倒的な存在感を見せつけた八賀さんのボディメイク法に迫った。

【写真】八賀明日香さんの見事なカットの入った背筋

「私のトレーニングは、一般的に男性向けと言われる種目、BIG3やフリーウェイトで構成されています。他の選手のように鍛える部位や種目を曜日や周期で固定せず、その日の筋肉痛などの体調や気分で自由に決めています。気分屋なので、ルーティン化してしまうとストレスになり、トレーニングの質が落ちてしまうんですね。こういう自由度を保つ一方、週に6日のボリューム、高強度×低回数、低強度×高回数を同日に織り込んで文字通り“潰れるまで”徹底的にやりこむというハードさを死守しています」

ラットプルやデッドリフトを重量、手幅、スタンスなどあらゆる角度からアプローチし、ひたすら続けるという日もあるという。こういったハードな種目構成は、トレーニング初心者の頃から男性の競技者との合同トレーニングにより実践的に学んできた結果だと語った。

「“筋肉が付きすぎる”という心配は一切しません。増量期にはカロリーも栄養素もまったく気にせず摂取し、ハードにトレーニングをして可能な限り筋肉量を増やします。体重は大会直前から12キロは増えますね。減量は短期集中型で、3カ月で絞り切ります。食事を牛肉、玄米、きのこ類、アーモンドのみに完全固定し、3食同じものを食べ続けます。過酷すぎるとか、少なすぎるんじゃないかと言われることもあるのですが、むしろ減量中のほうが腸内環境はよく肌が綺麗になりますし、長期的に体重を落とし続ける方が私には辛いので、この方法が合っています」

「偏食がかなりあって、鶏肉やブロッコリー、魚といったいわゆる『トレーニー食』が全く食べられないため、食べられるもので栄養素を管理しようとした結果、こんなレパートリーになりました。私は食べることが大好きで、本来はエビフライやメロンパンといった加工食品が好きなのですが、減量期は本当に減量食以外は食べなくても平気になります。トレーニングにしても食事にしても“やるか、やらないか”しかできない。極端なんですよね」

オリジナリティあふれるボディメイク法だが、3冠という確かな実績を作っている。その勝因について八賀さんはこう語った。

「決めたひとつの目標に向けベストを尽くすこと、結果を出すためならどんなに辛いことでも“死んでもやり遂げる”という性格が戦績に繋がったのだと思います。気持ち勝ちですね。私のボディメイクは、理論や効率ではなく完全に根性論なので(笑)」

「ただ、短期的に超集中状態で物事に打ち込める一方で、長期的な計画で一歩一歩進んでいくということが非常に苦手なため、今回も出場権を持ちながら最終決戦である『NOVICE AMATEUR FINAL』の前に、燃え尽きて欠場してしまいました。東海帝王での120%の結果に満足してしまい、モチベーションの維持が上手くいきませんでした。でも来年こそは全国一のビキニ選手を目指したいので、この気質を上手くコントロールして長い目で戦略を立て、段階的にファイナルに向けて調整をしていけるようチャレンジして必ず全国戦で優勝を勝ち獲ります」

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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