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わずか1年弱で美しい背中のVシェイプをつくりあげた!42歳・主婦がゴールドジムJAPAN CUP・ウーマンズレギンスで優勝と審査員特別賞を受賞

北畠尚子選手12月10日(日)に開催されたゴールドジムJAPAN CUP・ウーマンズレギンス163㎝以下級で優勝、さらに審査員特別賞を受賞した北畠尚子(きたばたけ・しょうこ/42)選手。 「心身ともに強くなり変わりたかった」ことをきっかけに2022年10月からトレーニングを開始。トレーニングを継続し大会へ挑戦したことで、心身ともに変化があったという北畠選手に話を伺った。

【写真】進化!北畠尚子選手の背筋の成長過程

「元からコンプレックスが強く、人見知りで内向的。目に見える部分だけでなく内面や身体も磨き、自己肯定感を上げたいという思いから一念発起し、パーソナルジムに入会しました」

そして、トレーニング開始から半年が経過した今年の5月にマッスルゲート北関東2大会に初出場。

「大会出場のきっかけは、初めは筋トレをするうえでの目標設定に過ぎなかったのですが、ステージに立ち何らかの評価を得ることで自分自身が変われるかもしれない、自己肯定できるようになれたらいいなという期待を込めてエントリーしました。もう一つは努力する姿を子どもたちに見せたかったというのが理由です」

今年最後の大会、ゴールドジムJAPAN CUPで優勝、審査員特別賞を受賞し、目的だった「自分を肯定する」ことができたという。

「大会を終えて帰宅した夜、夫から“今日くらいは自分を褒めてあげてもいいんじゃない”と言われ、ずっと自分に自信が持てず苦しみ、塞ぎ込んでいた姿、何かを求めて無心になって筋トレに打ち込んでいた私の姿を、一番近くで見守っていてくれた夫からの言葉に会場を後にしてからもずっと緊張状態だった私の気持ちが安らぎました。その夜は夫も我慢してくれていたラーメンを一緒に食べました(笑)」

「当日会場には娘が応援に来てくれていました。配信で観戦していた息子からも“努力すればお母さんのように結果が出せるんだね!私も本気で何かに挑戦してみたい!”“お母さん、かっこよくて感動した!”と自宅でトレーニングやポージング練習をしている姿をいつも傍らで見てきた子どもたちも何かを感じ取ってくれたようでした」

ウーマンズレギンスに挑戦するうえで身体づくりやポージングは基本だが、ステージ上での心得、雰囲気、表情、メイク、コスチューム、指先に至るまでレギンス競技における様々な重要な要素に大会を重ねるごとに気づいたという。

「審査基準である程度よく鍛えた健康的なボディラインを意識し、前述のレギンス競技において欠かせない要素を“自分らしく”バランスよく取り入れたことが今回の優勝や特別賞に繋がったのだとしたら大変嬉しく思います。ジャパンカップでのコスチュームは上下黄色で挑みましたが、色、形、素材、丈など様々な視点から自分を客観視して試行錯誤して決めたものです。初めての大会で、コスチュームの形で身体の見え方の印象は大きく変わることを身をもって感じました。映える色を知るためにカラー診断も受け、ポージングも徹底的にこだわり続けました。結果、表情・ポージング・コスチュームに関して同カテゴリー選手や観覧されておられた方からたくさんお褒めのお言葉をいただきました。実況でも“印象が強い選手”というお言葉をいただき、自分の思い描いていたとおり、印象に残るようなステージングができて本当に良かったです」

北畠選手はパーソナルトレーニングを週に1回1時間、その他3日程度ジムで自主トレを1時間行った。また、ポージングの練習は自宅で毎日欠かさず行っていたという。

「初めの半年は肩、背中、お尻をメインにトレーナーさんに組んでいただいたメニューでパーソナルトレーニングを受けました。ある程度自分でも効かせるという感覚が分かるようになってからは、日ごとに部位別に分割しながらジムでトレーニングに励みました。トレーニング前にストレッチは十分に行い、正しいフォームでトレーニングが行えているかどうかを常に意識しています」

お尻のトレーニングが苦手でブルガリアンスクワットの効くポイントがなかなかつかめず、前ももを痛めてしまうこともしまうこともあった北畠選手。いろいろな方のアドバイスを受けてフォームの改善ができるようになってきたという。

「日々の様子を写真で記録することで少しの変化も見逃しませんでした。変化していく姿が何よりのモチベーションで、お尻の境目ができたときは歓喜しました!」

9月に参加したJBBF千葉大会のビギナーズフィットネスでご自身の筋量の少なさ(特に大円筋付近)を目の当たりにし、それからはチンニングを積極的に取り入れて背中周りを強化してきた北畠選手。今では大円筋が発達し、ウエストとのメリハリが出てVシェイプラインをよく褒められるという。

そしてもう一つの強みは肩の丸み。「地道にショルダープレスとサイドレイズを行ったことが効果的でした」と教えてくれた。

主婦の北畠選手はどのようにトレーニングと家事、育児を両立しているのか。

「仕事をしていたときは全ての家事を終えて夜や習い事の待ち時間の合間に、退職後は家事、育児の合間を縫ってトレーニングやセミナーに足を運んでいました。夫のサポートもあり、たくさんの時間をトレーニングに費やすことができました」

約1年間、試行錯誤しながら身体を進化させてきた北畠選手。来年の目標は?

「来年からは、安井友梨さんのお言葉“自分と未来は変えられる”を胸にドリームモデルにチャレンジします!」

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介 写真提供:北畠尚子

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