今年、『JBBF愛知県フィットネス選手権大会』のビギナーズフィットネス163cm以下級にて2位の成績を収めた、はるか(31)さん。美しいアウトラインの体型で微笑む姿は、3年前とはまったくの別人だ。
「ビフォー写真の当時は150cm、75kg。休みの日はほぼ家から出ず、ゴロゴロして好きなものを食べていました。そうしたらある日、付き合っていた男性に『女として見られない』とフラれてしまいました……」
失恋のショックで始めたジム通いが転機となった。
「ジムにはスタイルのいい人が多く、とても刺激になりました。自分の痩せた姿を想像し、必ずやりきってやるぞと、トレーニングにどんどんのめり込んでいきました」
普段、パラリーガル(法務事務)として活躍するはるかさん。仕事との両立は大変だが、膨大なタスクを厳密に管理し、必ず毎日定時で帰宅できる環境を整えてトレーニングに臨んでいる。
「肩、ハムストリングス・お尻、背中と分けて週に4・5回はジムに通っています」
「増量期は三大栄養素のバランスと野菜をしっかり摂ることを意識し、減量時には完全にローファットになります」
怠惰な日々を送っていた過去を微塵も感じさせない隙のない生活だが、今はとても楽しいという。
「好きな服を見つけたときに、思った通りに着れることの喜びを噛み締めています。少し筋肉をつけすぎて、肩が張る感じはありますが(笑)」
「機会があれば、またジムの仲間と大会に出たいです」
キラキラと希望に満ちて語るはるかさんの笑顔が、また大会でも見られる日は近そうだ。
取材:にしかわ花 写真提供:はるか