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体重130kgの「生きるのが辛かった」アラサーが60kg減量で大会出場【筋トレビフォーアフター】

「幼少期から太っていて、周りから散々いじられてきました。内気な性格で反論もできず、食べてストレスを発散してまた太るという悪循環でした。さらに就職先でも人間関係に悩み、コロナ禍で引きこもりがちになったこともあり、うつ状態となってしまいました。仕事も休職し、毎日ベッドの中で涙を流していました。生きるのがとても辛かったです」

【写真】驚異の60kg減量!皮あまりも克服した安藤允彌さんのビフォーアフター

安藤允彌(あんどう・まさや/31)さんの悲鳴をあげた心身は体重の増加という形で現れ、心を病んでから2年で173cmで130kg、体脂肪率41%という体型となった。
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。

「『このままでいいのか。強くなりたい。まずは痩せて人生を変えよう』と思いたち、近くの総合ジムセンターに通い始めました。最初は関節へ負担をかけないようにウエイトではなくトレッドミルやプールでのウォーキングなど有酸素メインで、スタジオレッスンとしてマーシャルアーツや体幹トレーニングにも参加しました。大人になって汗をかく体験はすごく楽しくて毎日通っているうちに、徐々に変わっていく身体を周囲の人たちに褒められたことで自己肯定感を取り戻していきました」

このころの食事管理は糖質制限がメインだったという。100kgを切るころ、体重は減ったものの「皮のあまり」が気になり始めた。そこで、トレーナーと相談して筋肉をつけることで解消をしようと、ウエイトトレーニングへと移行した。

「筋肉がついていくうちに、大会に出てみたいという気持ちが湧きました。ただ、やはりすぐには出られるコンディションではなかったので、一年の準備期間を設け、5分割で本格的なボディメイクに取り組みました。そして仕上がりは70kg、体脂肪率は8%の身体でマッスルゲート神奈川のステージに立ち、メンズタンクトップで5位入賞を獲ることができました」

そのとき減量に採用したのはケトジェニックだった。体重の減少は著しかったが、身体の倦怠感に悩まされる、高重量を扱えなくなるなどの課題があったため、現在はローファットの食事に切り替えたという。

「色々な失敗や回り道を繰り返しながら、また、周りがゴールドジムや強豪ジム出身の大会出場者のなかでも総合ジムから結果を出せたということが、とても自信になりました。今は自分を作ってくれた『ティップネス喜多見』に恩返ししたいという気持ちで、コンテストでもっと成果を出したいです」

「僕はボディメイクを通じて前向きになり、周りからも『変わったね』と言われることが増えました。色々な人達たちと交流をし、日々試行錯誤しながらトレーニングとボディメイクを楽しんでいます。130kgあった僕でもここまで変われたんだよ、という事実でたくさんの人を元気にしていきたいですね」

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取材:にしかわ花 写真提供:安藤允彌

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