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「食材をミキサーにかけて流し込む」。“クズ”と呼ばれたネガティブ男性がバルクアップ!人生逆転記【筋トレビフォーアフター】

與那城俊之さんのビフォーアフター「フィットネスに出会う前の自分はとにかくネガティブでした。『何をやってもムダ』という諦め癖や逃げ癖があり、自分に全く自信がなかった。友達からもクズみたいな性格してると言われていました」

與那城俊之(よなしろ・としゆき/30)さんは、当時の自分をそう自嘲気味に振り返る。中学生から水泳に取り組んできたものの、個人の成績はふるわず練習から逃げることもしばしばだったという。

【アフター写真あり】腕の血管がすごい!與那城俊之さんの肉体美

「高校を卒業して、スイミングスクールにコーチとして就職したあとも、『自分なんかが教えていいいのか』という思いがずっとありました。そんな自分を変えたいと思っていた」

転機となったのは、職場の先輩との交流だった。

「国体選手の経験もある、経歴も人柄もとても素敵な女性でした。仲良くなっていくうちに女性としても魅力を感じて、この人に見合う男になりたいと思ったんです」

まずはコンプレックスであった身体の改造を始めた。ベンチ台やダンベルを買い込み、YouTubeや雑誌で学んだトレーニング法を見よう見まねで行った。食事もとにかく増量を目指し、弁当を2、3個食べた上でプロテインを飲み、食べきれないときは食材をミキサーにかけて流し込んだ。

「やり方はめちゃくちゃですけど、そうやって身体が変わっていく中で、『自分だってやればできる』と感じられた。僕は元々、小学校まで泳げなかったんです。でも中学で水泳部に入って、今では教える立場になるまで頑張ってきたじゃないか、と過去の自分に対しても思えるようになった」

幼少期に憧れたブルース・リー、スーパーマン。そんな風に自分もなりたいとボディメイクへの熱意は加速した。ジムに入会し、週6日でのトレーニング。ロニー・コールマン、ジェイ・カトラー、セルジオ・オリバー……世界で活躍するボディビルダーを目標に、夢中になって自分を追い込む日々を過ごしてきた。

「重量が上がり、過酷になればなるほど楽しいと思いました。周囲からも『生まれ変わったくらい違う』『男らしくなった』と言われます」
「誰よりもデカくなりたい、世界で戦えるプロになりたい。今はそれしか考えていません」

現在は、10月29日(日)に開催される『第7回沖縄エリア・オータムコンテスト』に向けて最終調整に入っている。

「憧れのトップボディビルダーである喜納穂高(きな・ほだか)選手もこられるので、肩を並べて戦えるようになりたいです」

肉体の変化は、精神の変化と密接に関係する。人はいつからでも変われる。與那城さんの熱意と進化をこれからも応援していきたい。

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取材:にしかわ花 写真提供:與那城俊之

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