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あだ名は"ブタゴリラ"。「彼氏として見られない」と言われて奮起し逆三角形ガチマッチョに!【筋トレビフォーアフター】

「週4マック、1日3食マック、とにかくマクドナルドがめちゃくちゃ好きで、ジャンクフードもお菓子も食べたい放題食べていました。ついたあだ名は“ブタゴリラ”です。昔、好意を持っていた女性に『マスコットみたい。彼氏としては見られない』と言われて、マッチョになって男らしくなりたい、痩せてモテてみたいと思いジムに入会しました」

【写真】ゴリゴリの腕!爆変化したTKRさん

当時の体重84kg、体脂肪率26%。キャラクター的存在からカッコいい男になるためのTKR(たから/29)さんの挑戦が始まった。

「まずはジャンクフードをやめることから始めて、次に主食を白米にしました。それが自炊の習慣にも繋がり、食生活が整ったことだけでもスルスルと体重は落ちていきました。また、週に5日のトレーニングは絶対にすると決意し実行したんですが、北は東北から南は九州まで全国を回る長距離トラックドライバーをしていたため、移動先でジムに寄れるかを事前に調べるのと運転中の食欲を我慢するのが大変でした」

トレーニングの知識はほぼなかったが、ホームジムに通う友人たちの支えやYouTubeを通して徐々に獲得していったという。最初はBIG3をひたすらやりこみ、重量を追う日々が続いた。半年を過ぎた頃、その熱意を見ていた友人たちに「大会に出てみないか」と誘われたという。

「友人は大会出場者が多く、大会への興味はあったのでせっかくなら頑張ってみようと思い、そこから本格的な減量を始めました。トレッドミルで傾斜を12%で時速4.2kmの強度の高いウォーキングを入れ、食事管理もより具体的に考えるようになりました。ただ、PFCやカロリー計算などあまり厳密にはあえてせずに、高タンパクを心がけることと脂質を除くという基本のみを徹底しました」

「大会という明確な目標ができたことでよりトレーニングに熱が入り、週に6日はジムに通うようになりました。とにかく“重量から逃げない”ということを指標にハードなトレーニングを続け、鍛え方のコツを掴んでいくたびに、筋肉が目に見えて増えていきましたね」

こうして、半年でライトダイエッターからあっという間に競技者へと転じたTKRさんのボディは着実に進化していった。大会を重ねるごとに成績は伸び、トレーニング歴6年目となる2023年、ベンチプレスを120kgで6回の記録を出す頃には、体重はMAX時より−20kg、体脂肪率は−20%に成功し、国内ボディコンテストの第一線であるJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の中四国大会フィジーク身長別部門で優勝するにいたる。(※体脂肪率は市販の体組成計によるものです)

「最初の目的だった“痩せてモテる”ですが、すっかり忘れてボディメイクに夢中になってしまったためそれは達成できていません。むしろ、筋肉だけではモテないということがよくわかりました(笑)。その代わり、筋トレを通じて全国に知り合いや友人ができて、オールジャパンでトップブロックに入るという目標ができました!また、自身のボディメイクの経験を元にパーソナルトレーナーになる機会にも恵まれました。何歳になっても若々しくて、かっこいい身体の自分であり続けたいと思います」

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取材:にしかわ花 写真提供:TKR

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