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「いいや!限界だ痩せるね!」太った過去の自分を爆破 “吉良吉影”でRIZAP全国大会2位【筋トレビフォーアフター】

「僕はコスプレ歴13年ですが、この2〜3年で体重が過去最高になって衣装も着られなくなり、コスプレをした写真を見返すこともイヤになる程で、自信を持って楽しめなくなりました。自己流でジムにも通ってみましたが挫折の連続で、不退転の覚悟でRIZAPに入会しました」

【写真】ウメさんbefore after&コスプレ集

コスプレイヤーであり、フリーカメラマン、登録者数6.7万人の「ディズニー・ウメチャンネル」YouTuberでもあるウメさん(55)。1年間で体重-15kg、体脂肪率24%から12%のボディメイクに成功し、RIZAP全国大会RISE UP部門(スーツ着用)にて、吉良吉影(※)のコスプレでの登場ながら成果を認められ準グランプリとなった軌跡を追った。
※『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクター

「覚悟」とは!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだッ!

「RIZAPでの食事管理と筋トレは生優しいものではありませんでした。1日の摂取カロリー1500、糖質50g、タンパク質120g、脂質90gの厳しい制限のなか。朝はザバスの粉末プロテインに豆乳300ccか、鶏胸肉に日清の唐揚げ粉をまぶして野菜と炒めたもの。昼はすき家の牛丼ライトに温泉卵と味噌汁。間食はセブンイレブンのスモークチキンとミックスナッツ30g。夜はタラやほうれん草、きのこ、ブロッコリーを入れた鍋や、豆腐、納豆、玉子の味噌汁など、限られたなかで食事を楽しめるように工夫しました。YouTubeではディズニーランドのチュロスやハンバーガーなど高カロリーメニューの食レポ紹介をしているため、代わりに普段は徹底して制限を厳しく守ると決めていました」

「生活も不規則で超夜型のため、筋トレは深夜25時からがルーティンです。ピーク時はパーソナルでベンチプレスやダンベルプレスを週2回、現在は自主で週に3回ちょこザップでチェストプレス、ラットプルダウン、ショルダープレスといった形で上半身をメインに鍛えるほか、エアロバイクも欠かさず行います。ボディメイクは食事、筋トレ、有酸素の3本が揃ってこそ力を発揮すると感じています」

トレーニングのある日は、深夜3時ごろに帰宅して疲れ果てて寝る日々。この過酷な生活を乗り越えられたモチベーションは、一言で「覚悟」だという。

「すごく正直に言うと、継続できたのは会費がめちゃくちゃ高いからです(笑)。理想の体型になるまでに約50万円はかかりました。でも、だからこそ背水の陣の意気込みで挑めたし、女性の美容にかける値段を思えばそこまでビックリするほどの値段でもないと覚悟を決めてやりました。やるしかないという状況を作り出せたのが、一番の勝因だと思います」

死ぬまでチャレンジャーであり、年齢を言い訳にしたくなかった

「僕の座右の銘は、植物のように平穏な人生を生きることではなく、“人は死ぬまでチャレンジャー”で、ダイエットに限らず年齢は関係ないという信念で生きています。若い頃は凄かったんだぞ、と過去の武勇伝を語るおじさんにはなりたくなくて、常に今の自分が史上最高だと自負できる自分でありたいと思っています。僕は根っからのオタクで、アニメ、漫画、ゲームは日本が世界に誇れる素晴らしい文化的だと思っています。なので、RIZAPの大会に出る時も、イロモノになるのを覚悟で自分の好きなコスプレ姿で挑みました。それでも色眼鏡で見ずに評価をしてもらえたことはすごく嬉しかったです」

「僕の影響でボディメイクを始めた知り合いも増えました。自分の行動や考えが人の背中を押せるとしたら、これほど嬉しいことはないと思っています。また、オタクが堂々と胸を張って『自分はオタクだ』と公言できるように、自身の身体をさらに磨き上げ、ハイクオリティなコスプレ活動をすることを通じて、同好の士達の社会的地位を向上させていけるように頑張っていきたいと思います」

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取材:にしかわ花 写真提供:ウメ

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