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馬のようなヒップで観客を魅了した23歳のビキニ選手

下崎紗菜さん2020年4月、緊急事態宣言中の「おうち時間」をきっかけに、筋トレに目覚めた下崎紗菜(しもざき・さな/23)さん。そこから3年後の現在は「ビキニフィットネス」という競技に挑戦している。5月3日に開催されたマッスルゲート大阪では、自信あふれる笑顔でポージングを披露し観客を魅了した。今後もさまざまな大会に挑戦したい意気込む下崎さんに、トレーニングに対する思いを伺った。

【写真】引き上がったお尻を魅せる下崎さん

中学3年間では陸上部(長距離)、高校と大学では習い事や部活でダンスをし『体育会系女子』な下崎さんだが、2020年4月まではウエイトトレーニングの経験はなかった。まずはYouTubeやSNSを参考に自宅トレーニングを行い、食事も飽きないように、食材にこだわりながら食事制限を行っていた。

「もともと食べることが大好きな私ですが、食事制限で“苦”に感じることはそこまでありませんでした。初めは、鶏胸肉と白米を食べていたら痩せるという偏見からそのような食事をしていました。たしかに体重は落ちていましたが飽きてきたので、食材や調味料にもこだわるようになりました。鶏胸肉をお魚や牛肉に変えたり、小麦が恋しくなったらオートミールやイングリッシュマフィンなどを食べてました」

本格的にトレーニングを始めた大学生の頃は時間に余裕があったものの、今年で社会人2年目となる現在は、仕事後、家に帰る頃には日付が変わっていることが多く、限られた時間の中でトレーニングの時間を作るようにしている。

「今年で社会人2年目になり社会生活には慣れてきた今は、週に4回〜5回、1時間半から2時間ほどトレーニングをしています。時間が作れないときは家でも3kgのダンベルでサイドレイズをしたり、とにかく自分のライフスタイルの中でどれだけ集中して継続できるかを大切にしています」

2020年にトレーニングを始めて、翌年2021年に初めての大会として『ベストボディ・ジャパン奈良大会』に出場した下崎さん。少しずつ身体が変わってくると自信につながっていた。

「もともと小さい頃から民謡やダンスをしていたので、人前に立つことや舞台に立つことの楽しさを知っていました。身体が変わってくると、この作り上げた身体を評価していただきたいと思うようになり、大学生最後の年に『ベストボディ・ジャパン奈良大会』にエントリーしました」

身体を変えたくても、なかなか筋肉がつかず悩む時期もありながらも試行錯誤して乗り越えてきた下崎さん。焦らずトレーニングを続け、しっかり食べる、そして明確な目標を立てることが重要だと話す。

「なかなか筋肉がつかず悩む時期がありました。筋肉欲しいなと毎日考えています(笑)。トレーニングの強度を高くして、ご飯も怖がらずしっかり食べることで筋肉がつきました。食べて太ることに恐怖を感じる女性は多いと思いますが、数字はそこまで気にする必要はなく、見た目を重視するといいと思います。トレーニングを始めたきっかけや、目標、理想の身体は人それぞれ違うと思うので、まず自分がいつまでにどんな身体になりたいのか目標を立てるのがいいと思います。食事ではなるべく、外食はせず自炊して食べることを意識していますがストレスを溜めることが一番良くないので、ある程度目標を達成したら一日の一食だけ好きなものを食べるなど、ご褒美をあげることで減量へのモチベーションが上がり、スピードも加速すると感じました」

今年はJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の選手として大会へ出場していくと意気込んでいる下崎さん。どんどん進化していく下崎さんが楽しみだ。

「まずはJBBF京都オープンに出場します。そこから9月のオールジャパンに出場予定です。何年後になるか分かりませんが、いつかは世界大会にも出てみたいです。競技人口も増えてきた中で、誰もが目に止まるような選手になれるよう頑張ります。私は、筋トレという趣味ができてから、人生が楽しく豊かになったと感じています。そして自分に自信が持てるようになりました。そのためには何より継続が大事です。他人と比べて焦ったり、落ち込むこともあるとは思いますが、なりたい自分を想像して楽しくトレーニングをしていきましょう!」

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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