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「90kgまで増量しましたが、失敗でした」サーフィンが趣味の25歳が自らの経験から学んだ“バルクアップのコツ”

渡辺和也さん(撮影:中島康介)精悍なルックスと見事なVシェイプの身体を併せ持つ渡辺和也さん(わたなべ・かずや/25)。渡辺さんは昨年のオールジャパンメンズフィジーク180㎝以下級で3位入賞を果たすなど、今勢いに乗っている若手のフィジーク選手だ。以前大幅なバルクアップに挑戦したそうだが、その経験から“バルクアップのコツ”を導き出したという。一体どのようなことなのだろうか。

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渡辺さんは3年前の2020年、約25kgの増量をした経験があるそう。

「とにかくデカくなりたいと思い、糖質とタンパク質を大量に摂っていました。タンパク質量は体重の2倍程度摂りつつ、糖質もかなりの量を摂っていましたね」

とにかく食事量を増やしたという。トレーニングには効果が表れたのだろうか。

「ベンチプレス、スクワット、デッドリフトの重量はその期間でかなり伸びましたね。具体的にはベンチプレスは105kgから130kg、デッドリフト、スクワットともに120kgから160kgまで伸びました。とにかくパワーをつけないといけないと思っていたので、自分にとっての高重量をひたすら扱っていました」

体重が大幅に増加したことで挙上できる重量が上がったそう。ということは、筋肉がついたということなのだろうか。

「90kgまで大幅に増量して、それからコンテストに向けて減量を開始したんですが、コンテストコンディションになるまでに7カ月で22kgもの減量を行いました(笑)。90kgまで増量したのに68kgまで落としたということです。もっと体重が重い状態でバキバキになるかな、と思っていたのでかなりしんどかったですね(笑)」

筋肉の大きさはそこまで成長していなかったという。その原因とは?

「今思えば、体重だけにこだわりすぎていたように思います。トレーニング中に扱う重さが増量の途中から伸びなくなっていたんですけど、それ以降もたくさん食べて体重を増やすということを行っていたので、ただ脂肪がついていっただけでした。トレーニングで扱う重量が伸びなくなったタイミングで増量をいったんストップしていればもう少し良い状態を保ったまま減量に入れたと思うので、7カ月という長期間の減量をする必要もなかったように思います。なので『体重を増やすのはトレーニング中に扱う重さが伸びている間だけにした方が良い』ということが自分の経験から感じたことです」

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介

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