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ウエイトリフティングのオリンピック選手・山本俊樹が巨大すぎる筋肉を魅せ、ボディビル初出場ながら2位に輝く!

6月24日(土)に赤羽会館講堂で開催されたJBBF東京クラス別選手権で最も注目を集めたのが、ウエイトリフティングで5度の日本一に輝いた経歴をもつ山本俊樹(やまもと・としき/32)選手だ。世界でも指折りの実力を持つウエイトリフティング競技者である山本選手がステージに現れた瞬間、会場は大きなどよめきと歓声に包まれた。そんな山本選手が今回ボディビル初出場を決めたのは、幼少期からのある人物への憧れがきっかけだった。

【写真】ボディビルダー山本俊樹選手が披露した国内トップクラスの筋肉量

初挑戦だったボディビルのステージに立っての感想は?

「率直に楽しかったです。今まではウエイトリフティングを長年やってきて、国際試合やオリンピックなど大きな舞台にも立たせて頂きましたが、こうして新たな挑戦をしたことでウエイトリフティングを始めたばかりの初々しい気持ちや独特な緊張感など、いわばチャレンジャーとして立ち向かう気持ちが一気によみがえってきました」

今回山本選手がボディビルへの挑戦を決めたのは、幼少期の憧れがきっかけだった。

「実は小学生や中学生の頃からボディビルに関心がありました。中でもシュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)が大好きで、映画『コマンド―』をよく見ていました。そのぐらい小さい時からボディビルダーに対する憧れはあったのかもしれません。また、ボディビル元世界チャンピオンの鈴木雅さんと何度か対談させて頂く機会があり、鈴木さんや他のボディビルダーの方々をリスペクトしていたこともきっかけの一つです」

小学生の頃からボディビルに憧れをもっていた山本選手は、ウエイトリフティングでのトレーニングの際もボディビル的なトレーニングを行っていた。

「ウエイトリフティングのシーズンが終わってオフ期に入ると、毎回ボディビル的なトレーニングを行っていました。いわゆる『一回だけ挙げる』というウエイトリフティング的なトレーニングではなく、10回できる重さでトレーニングしたり、背中を鍛える際も背中の上部、中部、下部と部位に分けて効かせるトレーニングをしていました」

オリンピックなどを経験し、大舞台に慣れているであろう山本選手がボディビルのフリーポーズをした際に感じたことは意外な感情だった。

「もうめちゃくちゃ緊張しました(笑)。フリーポーズはいわば『筋肉のダンス』じゃないですか。フリーポーズは向いていないと感じましたね(笑)。なのでこれからもっと練習する必要があると思いました」

ボディビル初挑戦ながら、東京の階級別王者を決めるJBBF東京クラス別選手権というレベルの高い舞台で2位の結果を残した山本選手。今後、ボディビル競技で見据える先とは?

「次は7月16日のJBBF東京選手権に挑戦します。そして最終的には日本選手権でファイナリストに残りたいです。今のトップ選手である相澤隼人選手たちと並び、勝負したいと思っています」

初出場ながら圧倒的な筋肉量で会場を沸かせた山本選手。ウエイトリフティングでの活躍と共に、ボディビルという新たな挑戦での躍進にも注目が集まる。

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介

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