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広がりのある背中とバキバキの腹筋!持ち前の分析力で2冠達成「止まらない思考で筋トレと向き合います」

須永紳也さん7月23日(日)、栃木県総合文化センターで『栃木県フィットネスオープン大会』が開催され、須永紳也(すなが・しんや/43)さんがメンズフィジークマスターズ40歳以上(オーバーオール)、メンズフィジーク176cm超級にて2冠を達成した。「筋肉の逞しさ」をコンセプトに、男性アスリートとしての全体的なボディコンディションの高さが求められるメンズフィジーク。ハイレベルな戦いの末、二冠という驚異的な強さを見せつけた須永選手の強さの秘訣に迫る。

【写真】須永紳也さんの広がりのある背中とバキバキの腹筋

元々は趣味のマラソンのため、下半身のトレーニングを目的に筋トレを始めたという須永選手。徐々に筋トレの楽しさにのめり込み、コンテスト出場を目指すようになったという。
「なんとなく『かっこいいな』と思いながらも別世界の人たちの競技だと感じていました。でも、せっかくトレーニングを始めたからには何か目的を持って取り組みたいという気持ちが高まり、コンテストへの挑戦を決断しました。きっかけは『かっこいい』という憧れ的なものでしたが、コンテスト出場2年目でここまでこれたのは素直に嬉しいです」

須永選手は2年目となるシーズンを迎え、今大会に向けて大臀筋や広背筋、肩、大胸筋下部の強化に励んできた。昨年の大会出場を通して自身の弱さを自ら分析するという徹底ぶりだ。
「肩は元々、筋肉がつきやすい感覚があったのでさらに強化しようと取り組んできました。強化部位は頻度を上げて週1.5回を目安にトレーニングを積みましたね。トレーニングメニューはとにかく自分で考えながら試行錯誤してきました。目的に対して何をすれば克服できるのかを考え続けたんです。その効果があってか、身体全体に輪郭が出てきたという実感は出てきました」

がむしゃらにトレーニングをするのではなく、思考をし続けながら自身の身体と向き合う須永選手。その意識は日常生活においても徹底されるものがあった。
「仕事中もなるべく身体を気遣った行動を意識しています。こまめな栄養補給や睡眠時間の確保など、難しい時期もありますが筋トレも効率を意識して取り組むようにしています。仕事の時間以外は基本的にトレーニングのことを考えていますね。でもそれが楽しいと思えているのが一番良いことなのではないかとも思います」

今大会の2冠達成により、9月開催予定のオールジャパンへと駒を進めた須永選手。各地域からトップ選手が集まる大会に向けて、早くも次なる目標を定めている。
「マスターズでは優勝、身長別でも入賞を目指します!」
オールジャパンではさらに進化した須永選手の仕上がりを見られるに違いない。

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取材・文:池田光咲 撮影:藤田将成

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