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メリハリのあるボディラインを見せ、建設業の会社員がボディフィットネス2連覇を果たす

齋藤優子選手9月9日(土)に開催されたJBBFオールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス・ボディフィットネス45歳以上160cm超級で、昨年に引き続き、見事優勝し2連覇を果たした齋藤優子(さいとう・ゆうこ)選手。大会の数カ月前に大きいケガをしてしまったが、諦めずにできることをコツコツと続けた齋藤選手。ステージングと鍛え上げた身体は観客の目を惹きつけた。

【写真】齋藤優子選手の丸い肩とメリハリのあるボディライン

「オールジャパンで、優勝ができたことにホッとしております。毎年感じることですが、沢山の方々に支えられて今の自分があること、競技ができることに感謝の気持ちしかありませんし、トレーニングで私を一番に支えていただいております、ゴールドジム宇都宮のトレーナー、田川さんには感謝しかありません。これで、少しは恩返しができたかなと、勝手に思っています(笑)」

10年程前、ダイエットがきっかけでトレーニングを始めた齋藤選手。その頃は、毎日ジムで10km程走っており、筋トレは少しという感じだった。マラソンに興味をもち、ハーフマラソン10kmに出場していたが、あまりに辛かったので、走ることはやめ、8年前に本格的にトレーニングを始めた。

昨年と今年で見事2連覇を獲得した齋藤選手。しかし、昨年と今年は大きなケガに悩まされ、数カ月間トレーニングがまともにできない日々があったという。

「脚を強化したかったのですが、なかなか思うように育たなく、どうしたら良いかと悪戦苦闘の中、トレーニング中に自分のミスから肋骨を2本折ってしまい、2カ月ほど、ほぼトレーニングができずで大変でした。骨折時期は今年の3月下旬です。左右折れてしまい、5月の半ばぐらいまでは、ベンチ直角状態で、肩トレーニングのみでした。倒すと起き上がることができないため、ほぼ2カ月は背中、胸、下半身はできませんでした。かなり、モチベーションが下がってしまい、大会も諦めかけていた時期もございましたが、やれることは諦めず、とにかく必死でした。諦めなくて良かったと感じています。今現在はケガは完治しております。昨年も3月に交通事故にあい、そのときも、3カ月ほど、トレーニングがまともにできずで……。毎年、神様は何かしら試練を与えて下さると、呟いてるしだいです(笑)」

ケガと向き合い、諦めずに努力し続けた齋藤選手。夫の協力も齋藤選手の支えとなっている。

「我が家の主人はすごく協力的で、私に全面協力してくれるぐらいの優しさがある人です。私は仕事(建設業の会社員)が終わるとすぐにジムに向かい、帰りはほぼ毎日、主人の方が早いので、私の夕食の準備をしてくれています。私たちは、食事が別々なので、本当に助けていただいています。主人の協力なしでは、競技は不可能かと思ってます。主人のためにも、“どんなに疲れていてもやりきる!!”と思いジムでトレーニングしてます」

そんな齋藤選手に普段のトレーニングと得意部位について伺った。

「トレーニングは週5日、1回1時間30分以内で終わらせるようにしております。週ごとに重量設定をライト、ミドル、ヘビーと分け①胸+肩フロント②脚③背中+肩リア④二頭、三頭+肩サイド⑤腹筋に分割しています。(トレーニング中に意識していることは)とにかく効かせたい部位に“頑張れ私”と言い聞かせながら丁寧に丁寧に、基本フォームを忘れずに!ですね。これと言って特に自慢の部位はあまりないのですが、周りからは、“肩はいいね!”とは言われますが、“まだまだ丸くしないとダメだな~”と思っています。私にとっては効かせやすい部位に当たるので、ダンベルでたくさんの種類のトレーニングはしています」

「食事は難しく、毎年悩みの種になっている」と語る齋藤選手。試行錯誤し、ご自身に合う方法を実践したことで、今年の減量はかなりスムーズに落とすことができたという。

「今年は、あまり好みではない鶏肉をほぼ毎日、昼と夜に摂取していました。あと、毎年減量に入ると、糖質をほぼ摂取していなかったのですが、今年は、朝食に脂質は避け、糖質摂取を試みました。朝の糖質、昼、夜の鶏胸、鶏もも+夕食での玄米ご飯です。体重を(オフシーズンに)あまり乗せなかったこと、有酸素運動をかなり控えめにしました」

最後に齋藤選手に次の目標を伺った。

「目標は、来年のオールジャパンに向かって、日々コツコツトレーニングをし、チャレンジャーとして、また元気にステージに立ちたいと思います!私事ですが、今年12月のジャパンカップに出場します!また、頑張ります!」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介 

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