「輝いてるよ！」「パーフェクト！」。飛び交う声援に眩しい笑顔で応え、全身から「楽しさ」が溢れた、アイドルさながらのパフォーマンス力を見せた飯田優華（いいだ・ゆうか/23）さんが、『ベストボディ・ジャパン2023静岡大会』ミス・ベストボディ部門ガールズクラス（18〜29歳）でグランプリに輝いた。
「静岡大会では昨年準グランプリだったので、リベンジができて嬉しいです！」
飯田さんは今シーズン、横浜大会と長野大会にも出場しており、長野大会でもグランプリに輝いている。
「本当に楽しかったです！ 私、緊張とか全くしないんです（笑）。いつも事前に出場者を調べて対策をしたりもしないし、当日、控え室に入って『ああ、今日はこんな綺麗ですごい人たちと戦えるんだ！』と大会そのものを楽しんでいます」
今年は、イメージを「ゆるふわな可愛らしい感じ」にし、本大会に向けてはハートのピアスを新調したという。好きな洋楽のPVや韓国アイドルのダンスの振りからインスピレーションを受けているというフリーポーズは、周囲から「優華はステージで踊ってるよね」と言われるほどエネルギーに溢れた圧巻のパフォーマンスであった。なぜ、そこまで純粋に楽しめるのか。
「スポットライトが大好きなんです。元々、新体操をしていたので人前に出ることや審査をされることに抵抗がなく、むしろステージを通して自分を表現できるのが嬉しいです。大会のためのモチベーションというより、大会自体がもうモチベーションですね（笑）。大会のない期間でも毎日必ず5分はポージングの練習をするくらいのめり込んでいます」
飯田さんは現在、パーソナルトレーニングスタジオ『Palan』の代表トレーナーとして活躍する。大会に出る理由の一つとして、顧客に「頑張ればこういう姿になれるんだ」という未来を見せやすいから、とも語る。
将来の展望について、「私、日本一になりたいんです。この人は日本一ヘルシーで美しい人なんだ、と女性から見ても男性から見ても思われる自分になりたい」と、輝く眼差しで語る飯田さんは11月19日（日）の日本大会へ出場を予定する。
溢れ出す情熱と努力を努力とすら思わない向上心。まさに「ステージの天才」と言える飯田さん。日本一の壇上で満面の笑顔を見せる日は遠くないだろう。
取材：にしかわ花 撮影：上村倫代
