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メンズフィジーク学生王者が見据えるのは一般での日本一「ナチュラルで戦い続ける。そこでしか得られない大切なものがある」

石山檀さん7月に行われたJBBFオールジャパン・ジュニアフィットネス・チャンピオンシップス 2023のメンズフィジーク172cm超級の覇者で、10月に行われた全日本学生メンズフィジーク選手権オーバーオール優勝を果たした石山檀(いしやま・だん/21)さん。3年生でありながら、学生ボディビル部の名門・日本体育大学ボディビル部を引っ張る存在の石山さんに今後のビジョンを聞いた。

【写真】石山檀さんの見事な逆三角形

ジュニア、学生選手権での優勝を果たした石山さんは一般の部で活躍する選手たちへの憧れを語ってくれた。

「大好きなのは日本チャンピオンの伊吹主税さんです。同じ176cm以下級ということもあり常に意識をしています。同階級ではあるものの骨格が自分とはまったく違い、とてもかっこよく美しいです。あとは172cm以下級日本チャンピオンの長澤秀樹さんのサイドポーズが大好きです。ご自身の身体を美しく見せる方法がとても素晴らしいです。磨かれたフィジーク、洗礼されたフィジーク、一生見ていたいです」

日本チャンピオンたちへの憧れを抱きつつ、その座を狙う。

「身長別日本一を決めるオールジャパン選手権、オーバーオールの日本一を決めるグランドチャンピオンシップスで優勝したいです。ナチュラルで戦い続けること、そこでしか得られない大切なものがあると思います」

最後に学生チャンピオンとして、大会出場を迷っている人へのメッセージをもらった。

「迷っているなら出よう!勝てるのか分からないという不安もあると思います。だからこそデビューすることが大切です。出場できる大会の中でも一番レベルが高いと言われている大会に出てみてください。『ボディビル競技というのはこんなにも厳しい世界なんだ』という衝撃をしっかり吸収していくことが、とても大切だと考えています。強い選手が何を考えているのか、勝ち上がる選手はどんな生活をしているのか、それを自分の目で見て、聞いて、感じてきてほしいです。一番すごいと思った選手に話しかけてみてほしい。楽しさも悔しさも出場してみないと経験できないから、もしも迷っているならチャレンジしてみて欲しいです」

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取材・撮影:塚本萌子 構成:FITNESS LOVE編集部

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