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『手羽先』のような骨ばったハリ感のない身体を丸みのある健康美ボディに仕上げて準グランプリ!

佐藤春花さん10月14日(土)、浜松市浜北文化センターにてベストボディ・ジャパンが主催するモデル・ジャパン浜松大会が開かれ、ミス・モデルジャパン部門ガールズクラス(18〜29歳)にて、準グランプリとなった佐藤春花(さとう・はるか/26)さん。引き締まったヘルシーで女性的なラインを作り上げた軌跡を伺った。

【写真】佐藤春花さんの丸みのある健康美!サイドポーズも見事!

「去年、大会出場を決意してから、1年間かけてボディメイクを必死にしてきました。本当は今年の東京大会で優勝してやるという意気込みで臨んだのですが、30人以上が応援に来てくれた中での予選落ちという非常に悔しい経験を経て、静岡大会(グランプリ獲得)と今回の浜松にも出場しました。今回は2位ではありますが、ひとまず結果を出せて安心しています」

「私は元々、運動歴が長く細身の筋肉質で脂肪のないタイプの、ガリガリ体型からのスタートでした。体格的にも骨が目立つし、皮膚にハリ感がなく、言うなら『手羽先』のようなイメージです。そこから女性的なラインを作るのは非常に苦労しました」

最初の一年目は、まず審美的な丸みある筋肉をつけようと試みたが、「やりすぎた」のだという。

「毎日、オフなく上半身と下半身に分けてウエイトに取り組み、重量を上げ続けました。スミススクワットでいうと50kgくらいです。大会出場歴のある方にみっちり3カ月指導していただいたあと、そのときの動画や、国内外問わずのトレーニングメニューを繰り返し見ては予習と実践の日々を送った結果、筋肥大しすぎて脚のカットが出過ぎるなど屈強な方向に身体がいってしまいました」

「ちょっと方向性が違うぞ、ということになって、そこから脂質を多めに摂取することで女性らしい脂肪を培おうと試みました。アボカド、くるみ、ココナッツバターなどむくみの予防効果もある食材や便通を良くするMCTオイルなどの良質な脂を摂りつつ、揚げ物やお菓子は控えるかたちです。外食するなら鍋やしゃぶしゃぶなどヘルシーなものを選びました」

そうして適度な脂肪を身体に蓄え、今年に入ってからは、ほぼ有酸素運動のみでボディラインを整えたと語る。

「ウエイトトレーニングの頻度を週に2、3回で低負荷に減らして、メインは外でのウォーキングですね。1日最低で1万歩、1万5千歩のときもあります。日常の移動手段をほぼ全て徒歩に変えて、夏場はあえて日中の暑い時間に天然サウナの気持ちで歩きました。歩くのは好きとはいえ、ここまで徹底してやったことはなかったのでかなり大変ではありました」

ただ、自身の性格を「0か100」、「どうせやるなら100%でないと意味がない完璧主義者」と評した上で、決して諦めようとは思わなかったという。

「実際にステージに立つまで、『本当に私が出るのかな?』、『途中でやめちゃうんじゃないかな』、『今更この年で新しいことに挑戦するのは大丈夫なのかな』と考えない日はなかったんですが、決めたことはやるんだという意地と、実際に大会を経験してみて、最初の挫折とその後の成果を重ねていくごとに自分がどんどん進化して、肉体だけでなく精神的にも一皮ずつ剥けていくのを感じました。今まで一人でやってきたことを同じく目指しているたくさんの同志の存在を得たのも大きいですし、モチベーションの高い人たちに囲まれて、もっと負けてられないぞという気持ちになりました」

「トレーニングを始めたときは本当に面倒で、ネガティブな気持ちで向かうことも多かったのですが、今は日常からも『めんどくさい』が消えて、目標に対して『よし!やるか!』という気持ちで挑めるんですね。日本大会に向けてもそうですが、もっと大きな目標として“誰かを理想とするのではなく、自分で自分に憧れられるような存在でありたい”という気持ちになりました。ボディメイクを通じて、自分自身で作っていた壁を壊して前進していこうという前向きさを手に入れられました。この心を忘れずに、結果にもこだわって頑張り続けていきたいです」

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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