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可変式ダンベルとベンチのみの家トレでメリハリボディをつくりあげた2児の母がボディフィットネスで優勝を果たす!

安野絢香選手11月11日(土)に開催されたJBBF北区オープン・ボディフィットネスで優勝した安野絢香(やすの・あやか/32)選手。なんと普段は家でトレーニングを行っているという。フルタイムで働きながら幼い子ども2人の子育てにも励む安野選手にトレーニングと仕事、家事、育児を両立する工夫を伺った。

【写真】安野絢香選手の広がりのある背中

「トレーニングは全て独学のホームトレーニーなので、目標は予選通過、良くて入賞としていました。その中でまさか優勝できるとは全く思っていませんでしたので、結果が発表されたときは嬉しい気持ちより、驚きのほうが大きかったです。限られた環境でもコツコツとトレーニングを続けていて良かったと思いました」

6年前、第1子出産後の産後太りにより、ダイエット目的で自宅で軽いトレーニングを開始した安野選手。そして今大会が大会初出場で初優勝を果たした。

「前から大会に興味がありましたが、なかなか挑戦する勇気が出ないでいたところ、知人から勧められたことがきっかけで、大会出場に一歩踏み出してみました」

幼い子ども2人の子育てや犬の世話、フルタイムの仕事でジムに通うことができないため、可変式ダンベルとベンチのみという限られた環境での身体作りに苦戦した安野選手。効かせる方法を探ってトレーニングをする中で、効かせ方が分かり、不利な環境を乗り越えた。安野選手のトレーニング内容とは?

「トレーニングは週4〜6日で、必ず1日1時間以内です。分割法(胸、肩、腕、背中、足)で行っています。平均して3〜4種目を3セット行っています。減量中でも使用重量が落ちないように気をつけて取り組んでいます。家トレでできる種目が限られている且つ、子育てと仕事で時間が少ないため、少ないセットで最大限対象部位へ効かせられるよう、とにかく時短で効率を意識しています」

忙しい中、どのようにトレーニング時間をつくっているのだろうか。

「朝3時に起床し、1時間のトレーニング時間を確保しています。正直、冬など寒いときの早起きが辛いときもありますが、大好きな趣味なので早起きも頑張れています。トレーニングをしない日の方が一日の調子が悪いくらいです(笑)」

安野選手の背中の広がりは、可変式ダンベルのみで鍛え上げたという。

「つい最近までは懸垂の環境すらなかったため、ワンハンドローイングのみをやり込んでいました。直近1年ではパワーラックを導入しましたが、身体を作ったのはダンベルです」

食事面では、ご自身の体質を理解し減量を行ってきた。

「3食PFCバランスを計算した鶏むね肉中心のタンパク質多めの食事を摂っていました。脂質を多く摂ると体重が増えやすい体質のため、ローファットの食事が減量に効果的でした。大会直前は塩分も調整してコンディションを整えていました」

家トレで身体をつくりあげた安野選手の今後の目標は?

「目標は大きく、オールジャパンなど大きい大会に挑戦してみたいです。そしてできれば入賞を目標としたいです。育児と仕事で時間がなく、ジムに通えないので、周囲の友人たちには“コンテストで結果出すのは無理だよ”と言われていますが、筋量が求められるボディフィットネス部門でも“ホームトレーニーでここまでやれるんだ!”と証明したいです。ただしあくまで育児が最優先なのは変わりません」

安野選手は家トレの方はもちろん、ジムでトレーニングをしている人にも参考になるYouTubeを発信している。

「YouTubeで『タンパQトレちゃんねる』の名前で自宅での筋トレ配信をしていますので、活動を応援して頂けたら嬉しいです。※登録者3600人弱」

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取材:FITNESS LOVE編集部  写真提供:安野絢香

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