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53歳からのボディメイクで全国4位!50代が"キレイに痩せる"ための方法とは?

「昨年より順位が上がったことはもちろんとても嬉しいのですが、1年間グランプリを狙って来ていたので正直、悔しさも半々というところです。この気持ちを糧にさらに来年は飛躍を見せたいと思います」

【写真】全国決戦で魅せた上志幸さんの艶やかなステージング一覧

11月19日(日)に行われた『BEST BODY JAPAN 2023 日本大会』にて、ミス・モデルジャパン部門クイーンクラス(50〜59歳)にて4位の上位入賞を飾った上志幸(じょうし・ゆき/56)さん。53歳からボディメイクを行い、エイジレスなスリムボディで全国の壇上にのぼった上志さんの美しさの秘訣に迫った。

「50代からのボディメイクはやはり若いころと比べて難易度が上がります。ただ痩せるだけですと頬やデコルテにげっそり感が出てやつれてしまいますし、皮膚感も損なわれる。そういった点を克服しながら“キレイに痩せていく”ということに注力しています」

元々、肩こり解消目的で始めたトレーニングだが、相性の合うパーソナルトレーナーと巡り会えたことで筋トレ自体への楽しさに目覚めたという。

「それまではリスクをとらない軽重量でケア的な全身運動の要素が強かったのですが、高重量にもチャレンジさせてもらえるようになり、記録が上がっていくとともに明確に筋肉が培われていく感覚を覚えてトレーニングにハマりました。筋トレの名称は長くて覚えづらいので『ドルフィン』『オットセイ』などの相性で親しみを持ってやっています(笑)。そうしていくうちに現在ではヒップスラストは90kgは挙がるくらいになりました」

「といっても、全身を高重量でやっているわけではありません。特に上半身はあまり筋肉をつけすぎないように、たとえば背中だと広背筋の上部を鍛えると背中が広くなってしまうので下部のみにアプローチする種目を選択し、二の腕のたぷたぷ、俗にいう『振袖肉』の解消も15〜20回できる回数を3セットと、お尻以外はあえて高重量は扱わないようにしています」

ボディメイクしていくなかで特に苦労したのは「脚」だという。

「私は元々O脚で骨盤のねじれもあり、そのままトレーニングしても綺麗に筋肉がつきにくい状態でした。なので、ピラティスを月に2回してインナーマッスルにも働きかけていくうちに開いた肋骨や骨盤の位置が整いました。また、お尻専門のパーソナルにも別途通い、全身の骨格や関節を整えるアライメント専門のコーチにも指導を受けました。あとはたまに美容医療としてインディバやクールスカルプティングなどもご褒美的に入れるなどして、やれることは全てやってみようとチャレンジしてきましたね」

食事に関しても、「急激な減量は絶対にNG」だと語る。

「1カ月に1〜1.5kgの緩やかなダイエットですと、シワになりにくくまたストレスも少ないです。よく大会が終わると爆食して体型が大きく変わるという方もみえますが、私は食事にはさほど疲れが出ないので爆食もないですね。逆にやってみたいという願望はありますが(笑)」

和食中心で、鶏肉やブロッコリーや玄米だけでなく、1日に1度はダイエッター仕様ではない普通の食事をとるという。バナナやさつまいも、納豆やたまごといったヘルシーな食事を2食とっていれば1食は自由にしても影響はないのだという。ダイエットも筋トレも“抜くところとしっかりやるところ”のメリハリをつけるのが大切だと上志さんは言った。

「このような感じで、今年もやれるだけのことはやってきたので自分のなかではベストを出し切りました。まだ伸びしろがあるのだというように前向きに捉えて、来年はさらにレベルアップしてまた日本大会のステージに戻ります!」

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取材:にしかわ花 撮影:FITNESS LOVE編集部

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