コンテスト womens

丸く上がったヒップを作り上げた28歳 結婚式のために慌てて体重23kg減もリバウンド たどり着いたダイエットのコツとは?

後藤明美さん「1週間にプロテイン1杯、固形物は食べてもサラダ等ヘルシーなもののみという生活を送っていました」

産後太りで20kgほど体重が増えてしまったが、結婚式で夫に恥をかかせないように、と無茶なダイエットで体重を20kg落とし、その後リバウンド……。サマー・スタイル・アワード(以下サマスタ)では2022年に決勝大会で2位の実績を残している後藤明美(ごとう・あけみ/28)さんは、過酷なダイエット、その後のリバウンドを経て「正しいダイエット」を学び始め、身体を健康的に引き締めることができるようになった。この経験から後藤さんは「心と身体は繋がっている」と実感。心の健康が身体の健康に繋がると知った。

【大会写真】後藤明美さんの細かくカットの入った背中と丸く引き上がったお尻

結婚式に向けて過酷なダイエット敢行

後藤明美さん

後藤明美さん

もともとはぽっちゃり体型だったという後藤さん。20歳で妊娠、出産を経て、その後の結婚式に向けてダイエットを開始した。

「産後に20kgほど太ってしまったんです。ただ1年以内に結婚式を控えていたので、『絶対に瘦せなければ!』と、現在も通っているジムに泣きながら駆け込みました(笑)。結婚式には夫の友達も多くくるので、恥をかかせるわけにはいかない、ととにかく焦っていましたね」

そのジムのトレーナーさんはサマスタにも出場していた方で、「自分はムキムキにはなりたくないな...」と指導を受けつつも半信半疑で自己流でダイエットを敢行。

「プロテインは太る、筋トレは身体がゴツく、デカくなってしまう……と誤った認識をしていました。そのため、食事は1週間にプロテイン1杯、固形物は食べてもサラダ等ヘルシーなもののみ、という状態で過ごしていました(笑)。当時理想だった身体が、SNSでよく目にするような細いモデル体型だったので、食事量をひたすら減らしていましたね」

そんな危険なダイエットを産後から7カ月ほど続け、もともと68kgだった体重は23kg減の45kgに。無事結婚式は太っていない状態で臨めたが、その後すぐにリバウンドしてしまったという。

「せっかく瘦せたのに、無理なダイエットの反動でまた体重が戻ってしまいました。そこら辺から、『正しいダイエットって何だろう?』と考えだし、知識を付けるために様々なトレーナーさんのところに通いだしました」

「また、私はもともとお尻が大きく、比較的骨格が大きな体型なのですが、モデルさんのような体型にはなれない、と気づき、自分の骨格を受け入れ、活かしてダイエットするようになりました。するとトレーニングが楽しくなり、食事もPFCバランスを意識し始めてからは健康的に体脂肪を落とせるようになりました」

 

「心の健康=身体の健康」

後藤明美さん

後藤明美さん

極端なダイエットをしてリバウンドし、その経験から「正しいダイエット」を勉強し始めた後藤さん。食生活も、家事、育児と両立しながらバランス良く食事を取れるように工夫するようになったという。

「家事、育児と時間があまりなく、その上で毎回PFCバランスを考えて料理を作るのは限界があったので、PFCを意識して鶏胸肉などを混ぜ込んだ『炊き込みご飯』を作り、おにぎりにして合間に食べるようにしていました。そのおかげで、時短で、かつ栄養価の高いものを食べられるようになりました」

後藤さんは自身の経験から、「心と身体は繋がっている」と感じたそう。結婚式に間に合わせようと焦ってダイエットしてしまったため、危険な方法を取ってしまったのだと語った。身体を健康にするために、後藤さんは自分の「好きなこと」で心の健康を保っている。

「私は音楽が昔から好きで、クラブなどにもよく行くんですが、減量中であってもパーティーやクラブに行き、好きなことを思いっきり楽しんでストレスを少なくするようにしています。また、太陽の光をしっかり浴びることも大事だと思います」

次ページ:後藤明美さんの細かくカットの入った背中と丸く引き上がったお尻

取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:後藤明美

次のページへ >


-コンテスト, womens
-,