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サマスタプロ6連覇女王 「過去最高の仕上がり」で魅せた造形美

サマー・スタイル・アワードBETTY部門(最も筋肉量が求められるビキニスタイル競技)にて全国優勝者が集うプロ戦で驚異の6連覇、難攻不落の女王として君臨する射手矢味香(いてや・みか/28)さん。進化し続ける覇者の軌跡と胸中を迫った。

【写真】圧倒的造形美!射手矢味香さんの磨き上げられた全身を公開

「2022年の優勝は、自分のなかでは納得のいく結果ではありませんでした。“今までの実績への期待を裏切りたくない”、“期待より絞りの甘い姿を見せるわけにはいかない”という気負いで減量に注力しすぎ、全体のボリューム不足、インパクト不足を招いてしまいました。そこで、2023年は減量期間を長期で図り、有酸素運動とトレーニングの割合をガラッと変えて有酸素にあてていた時間をトレーニングに割いて筋肉量の増に再度取り組みました。結果、過去もっとも理想に近い仕上がりとなり、結果に対しても自信を持てる良いシーズンとなりました」

トレーニング初心者の頃から、人一倍失敗と挑戦を繰り返してきたと語る射手矢さん。戦績に甘んじることなく常に反省点を探し、登り続ける彼女の今後の目標とは。

「元々身体を動かすのが好きで、幼少期からクラシックバレエ、ヨガ、陸上競技、柔道、ダンス、クロスフィットなど国内外問わず多くのフィットネスを履修してきました。ボディメイクに移行してから、身体機能の向上のためのトレーニングではなく審美のためのトレーニングに力を注いできたのですが、最近はまた初心に返り、『動ける美しい身体』を目指したいという欲求が出てきました。成績を残すことももちろん大切にしていきたいですが、そのなかでもより自分に納得のいく理想の身体を追求したいという思いがより強くなっています」

「今までも有酸素運動を減量のための手段としてだけではなく、心身の機能向上として日常的に取り入れてきたこともあり、持久力、心肺能力の向上によってレスト中、トレーニング後の回復力が高く維持できた結果、高強度の鍛錬を続けてこられたという実績があります。それをさらに進化させて、今後は数年間かけて瞬発力や持久力を兼ね添えた機能性の高いアスリートの美しさを審美性に落とし込んでいきたいと思っています」

無垢な好奇心と挑戦心を不断の努力に変える絶対女王。今年もさらに美しさを増したボディで会場を魅了するに違いない。

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取材:にしかわ花 撮影:舟橋賢

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