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ずっと太っている人生だった50歳が筋トレを開始して2年間で体重−16kg、体脂肪率−19%【筋トレビフォーアフター】

小山千春さんのビフォーアフター身長162cm、体重60kg、体脂肪率32%、当時の年齢49歳。
「揚げ物が大好きで、食べたいものを食べたいときに好きなだけ食べる生活をしていました。50歳になるし、何か新しいことを始めてみようと思ってジムに通い始めました」

まさに「ダイエットに悩むどこにでもいるマダム」であった、小山千春(こやまちはる/51)さん。しかし、彼女はそこから2年のボディメイクを経て、今年、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の主催する「兵庫県フィットモデルオープン大会(50歳以上)」の頂点に輝いた。

【アフター写真】小山千春さんの正面のスイムスーツ姿

「今思うと、よくやろうと思ったなと自分でも思います(笑)。自分がこんなに変われるとは思わなかったし、まさか、大会に出るとは思わなかったです」

始まりは、入会した先のジムで、日本体育大学教授でありボディビルダーとして国内外で活躍する岡田隆先生の存在を知り、著書に触れたことだった。今まで触れたことのなかった、ダイエット・筋肥大に必要な論理的ステップを知って夢中になり、それを教科書として励むとともに、「ボディメイクには大会があるんだ」ということを知った。

小山さんの行動力はすさまじい。いきなりビキニフィットネスのトップアスリート、ダンシーあずさ選手のパーソナルトレーニングを申し込み、トレーニングからポージングまで徹底的に指導を受けることを決めた。

「どうせやるなら、とことんやってみようと思った」

学生の部活以来となる本格的な運動、減量食、仕事終わりのほぼ毎日のトレーニング。トレーニング時間の捻出のためにフレックスを利用して、朝7時の出社の生活に切り替えた。

「辛いと感じたことはないですね。途中で挫折しかけたこともありますが、とにかく岡田先生の著書から学んだ通りの食事をし、ダンシーあずささんのご指導の通りに過ごすうちに、みるみる身体が変わっていきました。ずっと太っている人生だったので、それが本当に嬉しくて、やればやるほど成果が出ることにのめり込んでいきました」

その変化は実に、2年間で体重−16kg、体脂肪率−19%。身体が変わるにつれて、メンタルにも変化が訪れたという。

「前は、仕事でもなんでも『どうせ自分なんて』という意識をもっていて、とにかく自信がなかったです。でも、トレーニングと食事という努力の成果が目に見えるようになって、どんどん自信がついて、前向きになっていきました。また、『あの人はトレーニングのために仕事を真面目にやってない』と思われるのが絶対に嫌だったので、逆に仕事に対してさらに集中力とタスク処理能力が増し、クオリティが上がりました」

小山さんは先述の優勝を経て、今年9月17日(認知)に行われた日本一のフィットモデルを決める「JBBFオールジャパン・フィットモデル・チャンピオンシップス」50歳以上の部にて、4位という成績を残した。

「ずっと、ワクワクしてやっています。楽しいです。年齢に関わらず挑戦すること、やりたいと思ったらまずやってみるというのは、すごく大事だと思います。同じ世代の方々にも、迷われてる方がいたら是非本気でチャレンジしてみてほしい」

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取材:にしかわ花 写真提供:小山千春

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