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「エヴァ初号機」と呼ばれた女が奮起 驚異の「ウエスト53cm」くびれボディに大変身【筋トレビフォーアフター】

「昔は細ければ細いほど、体重は軽ければ軽いほどいいと思っていました。心の奥底では“心身ともに強い女性”への憧れがありましたが、その頃の私は陰気で内向的、人見知りという真逆の性格だったので、女性的な格好も避けて体型を隠す服ばかり着ていました。その頃は猫背も酷くて、(エヴァンゲリオンの)初号機と呼ばれていました」

【写真】「初号機」からビキニ選手へ。柴田佳代子さん華麗なステージ集

現在、ビキニフィットネスの選手としてステージを華やかに彩る柴田佳代子(しばた・かよこ/28)さんは、ボディメイク前の自分を振り返る。

過酷なダイエットで健康被害、『ダンベル何キロ持てる?』での覚醒

「大学受験のときに太ったことがショックで過酷なダイエットに走り、膝軟骨の損傷でリハビリ生活になりました。それでも“痩せ信仰”はとまることなく、ヘルニアを起こすまでになりました。これはまずいと思ったときに偶然観た『ダンベル何キロ持てる?』(小学館)のアニメで筋肉のある肉体美への憧れが再燃し、ジムに入会しました」

「といっても、身体を動かそうという気持ちくらいでしたので、月に1、2回通ってマシンを少し触る程度でした。その後メニエール病になったりなど紆余曲折あったのですが、細々とジム通いを続けているなかで知り合った女性がフリーウエイトエリアで高重量をガンガン挙げる姿を見て、自分もやってみようと決意しました」

ビキニの女王との邂逅、理想のボディをめざして

「その頃、ネットで安井友梨さんを観て衝撃を受けました。この身体が自分の理想だと、こうなりたいという目標が明確になりました。また、当時付き合っていた彼氏に“腹筋を割ってほしい”と常々言っていたのですが、どんどん太っていく様を見てもう自分が割ろうと思いました。週に4日、仕事後に2時間のトレーニングの日々の始まりです。メニューはトレーナーにお任せし、ひたすら筋トレに励みました」

初めての大会での挫折、知識を詰んで再挑戦で大舞台へ

「その後、彼氏と別れた勢いで初めてエントリーした大会では散々な結果となり、もう大会はやめようと思いました。でも、トレーナーが競技で活躍する姿を見てまた気持ちが戻り、今度は計画的に出場しようと栄養学をまなび、ボディメイクを改めて見直しました。それまではネコのごはんのような量(ツナ缶、フルーツ、ごく少量の白米)しか食べていなかったのですが、増量期には思い切って3000kcalで食材も制限なくとって筋肉を増やし、減量期には鶏胸肉と野菜をたっぷり入れたプライムジャワカレーを使った減量カレーを編み出したことで、ストレスなく絞れるようになりました。朝晩をカレー、昼は魚などで固定して生活しています。栄養価が高く好きな味で食べながら痩せられる食事に巡り会えたのが、食事の変化のなかでは一番大きいですね」

そうして、柴田さんは今年、全国大会であるゴールドジムジャパンカップにも出場を果たし、ウエスト53cm、発達した大円筋と広背筋の驚異のくびれで会場を大いに沸かせた。

「今後の目標は日本代表になることです! トレーニングを続けていくなかで、自分も誰かの理想像になれたらと思っています。ボディメイクは性格も変わります。人見知りで自信のなかった自分が、自分から話しかけられるようになって、着る服も変わり、ネガティブな思考から超ポジティブに変わりました。こうありたい自分を常に目指して、これからも頑張っていきます!」

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取材:にしかわ花 写真提供:柴田佳代子

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