大会結果

【マッスルゲート】人気のレギンス種目に新カテゴリーができた理由=10.1 マッスルゲート東京レギンス結果

10月2日、サンパール荒川にて『マッスルゲート東京』が開催された。マッスルゲートは2017年の江ノ島からスタートし、ボディコンテストの登竜門として、新人選手が出場しやすい大会だ。中でも2021年から始まった女子の新設競技である「ウーマンズレギンス」に多くの選手が出場し、女子カテゴリーでは一番人気となっている。

選手は好みのタンクトップやスポーツブラ、レギンスを着用してステージに立てるのが魅力で、ビキニ姿に抵抗があるという人も参加しやすい。さらにポーズもフロントとバックのみの2つであるため、取り組みやすく、競技人口が着々と増えている。

【写真】ウーマンズレギンスとウーマンズレギンスフィットネスの違いを入賞選手でみる

そのウーマンズレギンス部門に、本大会からウーマンズレギンスフィットネスというカテゴリーが新設された。ウーマンズレギンスよりも筋量を求められるというが、新設の意図について審査委員長の大澤直子氏はこう話す。

「ウーマンズレギンスがだんだんと筋量が多い選手が増えていきました。従来のウーマンズレギンスのコンセプトは『ジムでトレーニングをして、初めて大会に出る人に向けたカテゴリー』なので、マッスル過ぎる方は評価基準から外れており、入賞しにくくなります。だからといって、ビキニ、ボディフィットネス、ウーマンズフィジークといったビキニ姿でステージに立つのは抵抗がある。そんな人に向けたマッスル寄りのレギンスカテゴリーが今回のウーマンズレギンスフィットネスです」

今年から、ウーマンズレギンスでは筋量が多い選手は評価されにくいということを、マッスルゲートはSNSやセミナーなどで伝えてきた。

「筋量が多い選手たちは入賞できなくても、せっかく鍛えたからステージに立ちたいということでウーマンズレギンスに出場していました。すると、『ウーマンズレギンスの入賞ために背中はトレーニングしないほうがいいですか?』『腹筋はやりすぎないほうがいいですか?』とか鍛えすぎないほうがいいと考える選手が出てしまったんです」

実際、この日行われたウーマンズレギンスフィットネスで初代チャンピオンとなった山岡由紀選手は肩周りの筋量を武器に美しいボディラインをステージで披露し、優勝した。

ウーマンズレギンスには、初めてステージに上がる選手が多数出場し、ビギナー向けのカテゴリーとしての人気を物語っていた。

ウーマンズレギンスフィットネスが新設されたことで、ウーマンズレギンスとの選択の幅が広がり、より多くの人の活躍の場が広がったと言えるだろう。

結果は以下の通り

■ウーマンズレギンスフィットネス
1位 山岡由紀/2位 大橋早紀/3位 齋藤みなみ/4位 高橋杏佳/5位 青山裕子/6位 鳴瀬由菜

■ウーマンズレギンス
・35歳以下の部
1位 齋藤みなみ / 2位 川合のどか/ 3位 別府紅子

・50歳以下の部
1位 佐藤美由紀/ 2位 川村美保子/ 3位 伊東美祥/ 4位 金坂淳子/ 5位 鯨井喜美枝/ 6位 片山さやか/ 7位 高品亜紀子

・65歳以下の部
1位 小川明子/ 2位 岡本由美子/ 3位 石川真規子/ 4位 竹腰貴子/ 5位 鈴木紀子/ 6位 落合玲子

・158㎝以下級
1位 川合のどか/ 2位 金坂淳子/ 3位 藤岡友美恵/ 4位 落合玲子/ 5位 太田洋子/ 6位 木寺望実

・163㎝以下級
1位 堀内音乃/ 2位 田村嘉子/ 3位 夏川祐希/ 4位 菱山 諭

・163㎝超級
1位 川村美保子/ 2位 中村 藍/ 3位 木村明世/ 4位 佐藤美由紀/ 5位 小川明子/ 6位 中島純玲/ 7位 伊東美祥

・新人158㎝以下級
1位 日下部央里絵/ 2位 竹腰貴子/ 3位 石川真規子/ 4位 藤岡友美恵/ 5位 落合玲子/ 6位 太田洋子

・新人163㎝以下級
1位 齋藤みなみ/ 2位 別府紅子/ 3位 岩代千鶴/ 4位 青木美咲/ 5位 片山さやか/ 6位 高品亜紀子

・新人163㎝超級
1位 佐藤美由紀/ 2位 土屋 縁/ 3位 伊東美祥/ 4位 岡本由美子/ 5位 松本悠里

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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