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体重49kgでデッドリフト112.5kgを引くカラダ【パワーリフティング女子がバーベルを握る理由】

石曽根未紗さん近年、パワーリフティングに挑戦する女性選手が増えている。今回は『第4回新人限定TOKYOパワーリフティング選手権大会』で優勝した石曽根未紗(いしぞね・みさ/33)さんを紹介する。パワー女子・石曽根さんにとっての高重量の魅力とは?

【写真】石曽根さんが引く112.5kgのデッドリフト

3年前に弟の応援でパワーリフティング競技と出会った石曽根さん。
「試合をみて、“私もパワーリフティングの試合に出たい”と思いました」

試合をきっかけにパワーリフティングの練習を始めた石曽根さんだったが、なかなか試合に出る機会が訪れず、今年5月にデビュー戦を決めた。
「今年2月にパワーリフティングのコーチを付けて本格的に競技の勉強をしました。その甲斐あって、『第4回新人限定TOKYOパワーリフティング選手権大会』では女子52kg級で優勝することができました」

体重49.45kgで、スクワット95kg、ベンチプレス52.5kg、デッドリフト112.5kg、トータル260kgのデビュー戦ながら好記録を叩き出した石曽根さん。
「得意なデッドリフトでしっかりと記録を出せてよかったです」

高重量を引く石曽根さんだが、最初周りから反対の声も多かったという。
「あまり女性でパワーリフティングをしている人がいない環境だったので、“女の子なのに危ない……”と冷たい目で見られたこともありました」

しかし、石曽根さんは周囲の反応とは裏腹にパワーリフティング、高重量の魅力に憑りつかれていったという。
「自分の限界に挑戦できる競技で、自分の予想しなかった自分に出会える瞬間があります。それにメンタルコントロールが重要な競技なので私生活でも活かせていて、いいこと尽くしですね」

「いけるところまでいきたい」という石曽根さんはパワーリフティングの日本大会『ジャパンクラシック選手権』を目指して今日もバーベルを持ち上げる。

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取材・撮影:FITNESS LOVE編集部

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