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ボディビル初挑戦で見事ミスター沖縄へ!優勝の要因は”トレーニングにつなげる食事”

今年のJBBF第49回沖縄ボディビル・フィットネス選手権大会で見事優勝し、ミスター沖縄のタイトルを獲得した神谷勇斗(かみや・ゆうと/30)選手。神谷選手はこれまで様々な団体でメンズフィジーク選手として優勝してきた経歴があるが、今回は初のボディビル挑戦となる。その歩みを紹介しつつ、減量成功の要因となったトレーニングにつながる食事について教えてもらった。

【写真】神谷勇斗選手の食事

「初のボディビル大会ということで、挑戦者の気持ちでいたのですが、周りからの期待もあり、負けられないというプレッシャーは感じていました。来年、再来年と日本クラス別ボディビル選手権で結果を出していくプランでもあったので、確実に優勝は掴みたいという気持ちで臨んだ大会でした。結果として優勝でき、サポートしてくれた妻や周りの方々に良い報告ができたので、内心とてもホッとしました。ただ、全国レベルで上位にいくにはまだまだ足りない部分もあり、課題が明白になったので、そこをこのオフシーズンでしっかりと改善していきたいと思っています!」

元々はメンズフィジーク選手として複数のコンテストで優勝経験がある神谷選手。メンズフィジークからボディビルへカテゴリー転向した理由を以下のように述べている。

「メンズフィジークのリラックスポーズも良いですが、ボディビルのように力強く力むポージングを取りたい願望が強くなってきたのがきっかけですね!あとは、メンズフィジーク時代からしっかり取り組んで強化していた”脚”を生かしたいというのと、シンプルに”デカい人はカッコいいな”という憧れから、ボディビルへの転向を決意しました。今ではボディビルに魅了されているので、今後はボディビル一本でいきたいと考えています!」

筋トレを始めたきっかけは、高校生のころに取り組んでいた”ウエイトリフティング”だという。本格的にボディメイクを意識し出したのは、ウエイトリフティングを引退して身体が細くなっていき、”これはヤバい”と思って本格的にやり始めたとのこと。

コンテストに出たきっかけは、当時勤務していたRIZAPの上司の方々が出場されていて、その影響で自分も出てみようかな!という”ノリ”だったそう。

今回、メンズフィジークからボディビルへ転向する中で一番意識したことは”食事”だという。

「ただ体重を増やすことだけに捉われず、あくまでも”トレーニングの質を高める”ために、カロリーや栄養素のバランス、タイミングに意識を向けていました。具体的には、糖質を増やしたこともそうですが、MCTオイルや魚の油、亜麻仁油やマカダミアナッツオイルなどの、特に良質な脂質を増やすように心掛けていました!」

トレーニングにつなげる食事を意識したことで、トレーニングの調子が上がっただけでなく、身体の倦怠感が軽減できたことやお通じの調子が良くなった実感もあったという神谷選手。

また、MCTオイルなどの良質な脂質を増やすことで、トレーニングの調子が上がった理由を、トレーナーとして活動している神谷選手自身が以下のように分析している。

「MCTオイルがエネルギーとして利用されていることもありますが、MCTオイルの摂取を習慣化することによって、ミトコンドリアが活性化され、体内での脂質の利用効率が向上していると考えています。体内での脂質の利用効率が向上することで、運動中のエネルギー源が糖質と脂質のハイブリッドのような状態になり、運動中のパフォーマンスが向上したり、エネルギーの維持につながったりしていると考えています」

今後の目標は「来年の日本クラス別ボディビル選手権65kg以下級でトップ6に入賞し、再来年の同大会でトップ3に入ることを狙っています」とのことで、目標達成に向けて今大会で明白になった自分の弱点部位の改善に注力していきたいと力強く語った。

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取材:大塚慶吾 写真提供:神谷勇斗

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