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「記録よりも記憶に残るボディビルダーになりたい」日体大3年生がボディビルダーとして順位よりも大切にしているものとは?

重岡赳瑠さん今年の全日本学生ボディビル選手権の頂点に立った日本体育大学。その中で一際ポージングに熱を入れていたのが体育学部健康学科3年生の重岡赳瑠(しげおか・たける)さん。高校1年生からボディビルを始めた重岡さんに“ボディビル部”の魅力を語ってもらった。

【写真】まさに“美”!重岡赳瑠さんのポージング

大会では「ポージングの見せ方の上手さは重岡くんがダントツだね」という声が聞こえるほど美しいポージングを見せた重岡さん。

「毎日ポージングの練習をしていました。また週に1度の部活動では合同ポージング練習を行い、お互いの改善点を見つけて修正しています。ボディビルは高校1年生の時に始めて6年目に突入します。(ボディビル元世界チャンピオンの)鈴木雅さんに憧れて競技を始めました」

日本体育大学は、ボディビル現日本チャンピオンの相澤隼人選手、クラシックフィジーク現日本チャンピオンの五味原領選手を輩出する。

「日体大の素晴らしい先輩方に多くを学び自分をアップデートしていきます。僕には相澤隼人さんや五味原領さんをはじめ偉大な先輩方が多くいます。特に今年は五味原さんと一緒にトレーニングをしてポージングの上手な見せ方を学ばせていただいています。学んだことを自分の中にしっかりと落とし込むようにしてから今年は身体がとても変わりました」

辛い減量期間も部の仲間たちの存在が支えになったという。

「東京選手権から日本ジュニアボディビル、そして学生選手権と減量シーズンが長いですね。僕は4月から徐々に減量を始めました。減量を乗り越えられたのは人と人との繋がりがあったからです。自分を支えてくれている人たちの存在があるのでここまでやってこれました。感謝の気持ちでいっぱいです」

ポージング愛で観客を魅了した重岡さんは今後のボディビルで順位以上に求めているものがあると語ってくれた。

「長期的な目標としては日本クラシックボディビル選手権(※)の出場を考えて動いていきます。そこでベストポーザー賞を獲る、という目標があります。記録よりも記憶にしっかり残るボディビルダーになりたいです」
※身長に対して体重制限のあるボディビルカテゴリー

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取材・撮影:塚本萌子 構成:FITNESS LOVE編集部

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