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“筋トレ中毒”の25歳 チア講師が強化した「お尻」と「背中」で魅せてグランプリ

小杉春佳さんダイエットしたいなら食事を減らせばいい。そう思う方は多いのではないだろうか。4月7日に行われたベストボディ・ジャパン2024東海大会ミス・ベストボディ部門ガールズクラス(18〜29歳)にて、引き締まった身体とエネルギッシュなパフォーマンスを魅せコンテスト初出場にしてグランプリを勝ち獲った小杉春佳(こすぎ・はるか/25)さん。小杉さんは、大会を通じて健康的な痩身の難しさを改めて学んだという。

【写真】小杉春佳さんのはつらつとしたパフォーマンス全集

「ボディメイクとしてのトレーニング歴は2年ですが、チアリーディング歴が10年あり、現在はキッズチアリーディングスクールの講師をしています。人を持ち上げたり、飛ばしたりといった動作を恒常的にしてきたため、肩や僧帽筋などはゴツゴツした男性的な筋肉のつき方になっていました。なので、大会に向けてはしなやかな女性らしい身体づくりに焦点をあてました」

週に6日、1回に2時間のトレーニングをすべて背中やお尻といった弱点部位に特化することで全身のバランスを整えた。レストを多めにとり筋肉の疲労を抜いてからドロップでひたすら追い込むという、男性競技者さながらのハードな鍛錬を「楽しい」と語り、“筋トレ中毒”と自らを称するほどのめり込んできた小杉さんが最も苦労したのは減量だ。

「はじめての本格的な減量ということで今回3カ月の減量期間をとったのですが、最初の2カ月は何をしてもほとんど体重が落ちず本当に焦りました。食事を減らし続け、最後は0カロリーの甘味料で自作したオートミールのグラノーラを30g食べるだけの生活になって、やっと体重が落ちたんです。とても健康的とはいえないやり方になってしまいました。原因としては元々運動量が多く、少食でヘルシーなものが好きな上、1日2食の生活を送っていたため、代謝機能がとても低かったからではないかと思っています。単に“動いて食べなければ痩せる”というほどボディメイクは甘いものではないんだなと痛感しました」

「今回の優勝で出場権を得た日本大会に向けては、この反省を活かして一度増量期を設けて代謝を上げ、減量に身体が反応する準備期間をしっかりつくって臨みたいです。今は、大会出場のきっかけを作ってくれた友人が共に日本大会に出られるように伴走しながら、真に健康的な美しさをつくれるように食事管理を見直して励んでいます」

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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