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眉目秀麗な姿と洗練された個性!メンズフィジーク学生日本チャンピオンの「強みは背中」

山田雄里杏選手9月30日(日)、埼玉・深谷市民文化会館にて「全日本学生ボディビル選手権大会」が開催された。メンズフィジーク170cm以下級で優勝したのは、眉目秀麗な姿と決して甘くない絞り、洗練された個性を持つ山田雄里杏(やまだ・ゆうりあん)選手。東海大学では経営学科に所属し現在2年生。勉学とトレーニングに日々勤しんでいる。

【写真】山田選手の強みである逆三角形の背中

――自分の得意とする部位は?

「僕は背中のトレーニングを得意としています。身体の基盤をつくるうえでトレーニングではBIG3を一番大切にしています。背中の日ではデッドリフトとベントオーバーロウを中心に、東海大学の伝統種目としてデッドロウ(※)という種目をやっています。これはボディビル部主将の川中健介先輩が開発し、僕たちに引き継がれているオリジナルのトレーニング法です」
※ベントオーバーロウ5レップのあと床引きデッドリフト2レップをスーパーセットで行う。

――デッドロウ、相当な強度なんでしょうね。山田選手の素晴らしい逆三角形の背中が作り上げられた理由が少し分かりました。競技者になるきっかけはどんなことだったのでしょうか?

「川中先輩が僕の競技人生のきっかけの人です。川中先輩が高校選手権で優勝した動画を見て彼と競技に強く惹かれました。僕は大会に出場するようになり3年が経ちます。僕はもともと筋肉そのものが好きで、トレーニングと摂生を重ねることによって自分の身体に変化が起こっていくのを見るがとても楽しいです。また、トレーニングの奥深さに気づいてからはアプローチの仕方によって身体のどこにどう効いてくるのかを知る楽しみがあります」

――今後の目標は?

「来年のオールジャパンジュニアのフィジーク172cm以下級に出場し優勝を狙っていきます。今年は5位という成績を頂きました。今後もしっかりとトレーニング、そして自分自身と向き合い勝てる身体をつくっていきます」

穏やかな雰囲気を持つ筋肉研究家、山田選手はまだ大学2年生。来年以降も非常に楽しみな存在だ。

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取材・撮影:塚本萌子

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