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「もやし」と呼ばれた男「2カ月で変わる」の言葉信じ猪突猛進で劇的変化【筋トレビフォーアフター】

「昔は自分に自信がなくて、学生時代の野球部や勉強、社会人になってからも仕事に対してポジティブな考えがあまり持てませんでした。生活も週3回は飲みに行き、ラーメンやアイスを好き放題食べて煙草も吸う自堕落な感じで、こんな自分を変えたいという気持ちがずっとありました」

【写真】体型変化から大会写真まで石川拓也さんの変化一覧

当時の体型は180cm、体脂肪率20%。痩せていたわけではないが、「もやし」と呼ばれ、自分にうんざりしていた石川拓也(いしかわ・たくや/32)さんを変えたのは。

ボディコンテストで活躍する同期に憧れて 

「会社の元同期の、サマー・スタイル・アワード(以下、SSA)でPRO選手として活躍する吉良友汰(きら・ゆうた/32)さんと久しぶりに再会し、『こんなオレでも身体変わるかな?』と相談したところ、『2カ月で変わるからやってみよう』と背中を押してもらい、パーソナルトレーニングを受けることにしました。昔、一人でジムに通っていたときは腹筋や有酸素だけしてすぐやめてしまったのですが、筋トレの基礎から食事管理まで密に指導してもらえるようになり、初めて自分でもジム通いが続けられるようになりました」

基礎の基礎から徹底的に教わった

進捗も悩みも全て相談 信頼で結ばれた指導

「最初にキツかったのは食事管理です。ローファットの食事がかなり苦痛でしたし、週に3回のジムも大変でした。でも、トレーナーにどんな悩みも包み隠さず報告し、短期的になりたい姿(体重と重量)を決めて小さな進捗を褒めてもらうなかで、徐々に適応できるようになりモチベーションも高くトレーニングに打ち込めました。1カ月して身体が変わり始めてからは、『減量に相応しくない食事が目に入らない』、『トレーニングに行かないと気持ち悪い』というくらい習慣化していきました」

食事を毎日報告、週一のパーソナルで 吉良友汰さん(右)に経過や想いを率直に相談した

コンテストに出場 地区大会でいきなりの優勝

「昨年、コンテストに初めて挑戦したところSSAの京都大会で優勝という成果を出すことができました。このときの体重は6カ月前の減量開始の80kgから59kgまで落とし、体脂肪率は3%でした。最初は自分が出場するとは全く思っていませんでしたが、ボディメイクの一つの手段、成果であるコンテストに立つという大きな目標ができたことで、トレーニングも初めての本格的な減量も今まで以上に無我夢中で取り組むことができた結果が出せたと思います。無目的にやり続けるよりは明確な目標を持ってやる、ということの大切さが実感できました」
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。

今度は伝える側として 挑戦者としても理想を追い続けたい

「優勝をきっかけに、多くの人からボディメイクの相談を受け、自身の経験が誰かの役に立てるのではと思い、自身もパーソナルトレーナーとして活動を始めました。自身の人生を変えてくれたボディメイクの素晴らしさを伝えたい、自分のように悩んでいた方達と伴走したいという想いです。自信がなくてネガティブ思考だったのが身体の変化を通してポジティブになり、前は見る度に落ち込んでいた鏡も真っ直ぐに見られるようになりました。健康診断の結果もよくなり、予定がない日もトレーニングをすることで充実感を得られるなど、本当にボディメイクを始めて良かったと思っているので、その感動を一人でも多くの方に共有したいです。無理な計画を立てるのではなく、徐々に生活の一部としてフィットネスを根付かせていけるようなサポートを心がけています」

トレーニーとして、トレーナーとして。日々コツコツと積み重ねる。

「自分自身の目標としては、10月のSSA地区大会を制して、12月の日本大会で優勝することです。日本一になることは、勉強や野球で中途半端だった過去の自分を清算すること、そしてお客様へ勇気を与えることができると思っています。今後もボディメイクを通して、自身をはじめ多くの方々の人生を豊かにできるように進み続けたいです」

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取材:にしかわ花 写真提供:石川拓也(Instagram ID/@taku11fitness)

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