バキュームの３つのポイント
○息を吐く
○胸郭を上げる
○腹直筋及び内・外腹斜筋の緊張を解く
そうした上で腹を凹ませる。
※腹筋郡のトレーニングでは、息を吐くことで自然と胸郭が下がる。胸郭が下がることで腹直筋や外腹斜筋が機能しやすくなる。
※バキュームと腹部のトレーニングで大きく違うのは、胸郭の使い方。バキュームでは、息を吐きつつも胸郭を上げる。また、このときに腹直筋や内・外腹斜筋が緊張していては、胸郭にめり込むほど深く腹を凹ませることはできない。
たったこれだけ！「バキューム」の感覚を掴む練習方法
仰向け状態でお腹を丸めるようにして息を吐き切って、呼吸を止める。そこから胸郭を上げるようにお腹を伸ばしていく。これだけ！
寝た状態でバキュームの感覚が掴めるようになったら、ベンチの角度を少し上げてみよう
バキュームは立った状態で行うのが非常に難しい。いきなり立って行うのではなく、少しずつ角度を上げながら慣らしていくのがオススメ
須江正尋（すえ・まさひろ）
1967年２月27日生まれ。埼玉県出身。身長161cm体重70㎏（オン）77kg（オフ）。1990年代より日本選手権で活躍。主な戦績は1993年選抜70kg級優勝、2006年日本クラス別選手権75kg級優勝、2008年日本選手権２位など。
執筆者：藤本かずまさ
IRONMAN等を中心にトレーニング系メディア、書籍で執筆・編集活動を展開中。好きな言葉は「血中アミノ酸濃度」「同化作用」。株式会社プッシュアップ代表。
