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バキバキの腹筋で優勝したヨガインストラクター「初めはゴリゴリマッチョになるのは嫌だった」

徳大寺真弥選手8月14日に兵庫・神戸芸術劇場にて『マッスルゲート関西』が開催された。今大会は約350人もの選手がエントリーし、会場を盛り上げた。「ボディフィットネス」では、3人の娘を持つヨガインストラクターの徳大寺真弥選手が優勝した。もともとはビキニへの出場を考えていた徳大寺選手。「ビキニではなくボディフィットネスにしたら?」という指導者からのアドバイスにより、ボディフィットネスに変更。縦に美しく割れた腹筋で堂々とステージに登場し、観客を魅了した。「改めて私はビキニではないな、と実感しています」と語った。

【写真】徳大寺真弥選手のバキバキに割れた腹筋ボディ

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

マッスルゲート関西
ボディフィットネス
徳大寺真弥選手

――まずはトレーニングを始めたきっかけから教えてください。
「2021年10月、主人に『ジムの会員になって通ったら?』と言われて始めました。それまでは自宅でヨガやトレーニングを軽くしていました」

――『ボディフィットネス』に出場したきっかけは?
「この競技に関して無知で、知っているカテゴリーは『ビキニ』か『ボディビル』くらいの知識だったのでビキニへの出場を考えていましたが、ポージングレッスンのときに『ビキニではなくボディフィットネスにしたら?』とアドバイスをいただきました。そのときは『えっ、ゴリゴリマッチョになるの嫌なんやけど……』と思っていましたが、帰って調べてみると、かっこいいじゃないですか!なので、すぐにビキニからボディフィットネスにカテゴリーを変えました。結果を出せたのも、初めにこのアドバイスをいただいたおかげです。大会を経験し改めて私はビキニではないな、と実感しています」

――トレーニングをしていて良かったと感じることはありますか?
「どの母親も同じだと思いますが、自分のことは常に後回しの日常です。そこから自分のためだけに思考と時間を使うことができること。トレーニング中だけは自分の心身の観察に一生懸命になれるので、その時間は大切に使いたいです」

――トレーニングで辛かった経験などありますか。
「好きなので辛く感じたことはありません。ただ、生理前でだるかったり眠くて集中できてない時はトレーニングをセットの途中でも止めちゃいます。その日ジムに行った自分を褒めてすぐ帰ります」

――家事や育児、仕事とトレーニングの両立はどうでしたか?
「家事・育児(10歳・8歳・4歳の3姉妹)とヨガのスタジオインストラクター(ゴールドジム神戸元町)として週1回1レッスンを行っています。通常の平日は、昼間の子ども達が学校や保育園に行っている時間にジムに行きます。子どもたちの夏休みはジムに行くタイミングが難しいので、出られない日は家でトレーニングをしています。家トレは好きなのですが限界があるので、やはり毎日だと物足りなくなります。家事・育児に休みはないので、要領良く子どもの自立を信じて任せてみたり、うまく手を抜くことで無理なく両立できるのかなと思いますが、今、果たして両立できていると言えるのかは分かりません」

――普段のトレーニングメニューはどのように行っていますか?
「基本は、脚の日、胸・肩の日、背中・肩の日で、身体の調子や気分でその日に何をするか決めています。肩だけ、胸だけ、お尻だけの日もあります。毎日、家トレも含め少しでもトレーニングをしたいけど、実際は難しく週5回ほどです。聞いているイヤホンから音が聞こえなくなるくらい集中できているかどうか。ずっと聞こえている時は集中力が足りずやはり効きが悪いような気がします。ジムに行けばほとんどの確率でレップ数を数える自分の心の声だけが聞こえるので、集中できているのだと思います。最近キャップを被ることで視界も遮られ、さらに集中力が高まったような気がします」

――自慢の部位とそのトレーニングメニューはありますか?
「背中は懸垂、デッドリフト、ベントオーバーロウイングなどフリーウエイトが好きです。マシンなどはしたりしなかったりその日の気分で決めます。ただ、産後からずっと、生理前後は腰に鈍痛が出て辛い日もあるので、そんな日は背中のトレーニングをやめたり、できるだけマシンを使うようにしています」

――普段から食事なども工夫していますか?
「あえて“こだわらない”ようにしています。減量中はある程度食材に制限はありますが、その中で調理法や調味料などを工夫し料理を楽しむことを心がけています。生理前約2週間は食べたくなるので、無理に我慢せず食材を選んで、少し味を濃いめにして、カロリー内もしくは少しくらいカロリーオーバーしても満腹になるまで食べます。この時期はどちらにしろ多少は浮腫むので、気にせず塩分も摂取します。大会前になると少し塩分は控えてみたりもしますが我慢はしません。これは個人差が大きいので、女性のホルモンバランスに関してはどんな方からのアドバイスよりも、自分がどれだけ自分自身を普段から観察できているかがストレスなく減量を続けられるポイントになるのではないかと思います」

――今後の目標は?
「引き続き楽しくトレーニングをして、トレーニングの時間を有意義に使うことです」

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