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透き通るような白肌の美しいビキニ姿を披露した26歳・保育士 職場のストレスから十二指腸潰瘍を発症した過去も

「出血量がひどく、脳を絞られているような頭痛でした」。昨年、ベストボディ・ジャパンが主催するモデルジャパン日本大会でガールズクラス4位の成績を残した小林愛(こばやし・まな/26)さんは、新人保育士だった3年前、慣れない環境でストレスを抱え、それを一人で抱え込み十二指腸潰瘍を患ってしまった過去をもつ。出血がひどく、「赤血球の量が3分の1」にまで減少してしまったという小林さんは、筋トレを始めたことで心身ともに健康を取り戻していった。

【大会写真】小林愛さんの透き通るような白肌のビキニ姿

周りにSOSを出せず、十二指腸潰瘍に

小林さんは普段保育士として働いているが、新人だった3年前、ストレスを抱えながらも周りを頼れず、体調を崩してしまった。

「そのときは新人だったこともあって、周りにうまく頼ることができず、無理してしまっていました。身体や心はSOSを出しているのに気を張っていて周りに頼ることができないので、どんどん状態が悪化していきました」

「その無理の結果、十二指腸潰瘍になってしまって。出血がひどくて貧血状態になってしまっていて、頭痛も酷かったです。脳を絞られているような痛みがずっと続いているような感覚で、聞けば赤血球量が通常の3分の1にまで下がっていたらしいです」

「保育士なので結構動く仕事なのですが、ちょっと動いただけで動悸や息切れがすごくて、倒れはしなかったのですが、仕事中にクラっと目の前が暗くなることは何度かありました」

実際に体調を崩してしまう経験をしたことで、「健康の大切さ」が身に染みた小林さん。

「いよいよやばい自覚はありましたが、自分からは休もうとはせず、ドクターストップがかかったことで2週間休むことになりました 。やはり1年目ということで人間関係や仕事内容など慣れないことも多く、ストレスがかなり溜まっていたようです。ただこの経験をしたことで、『健康は大事だな』って身に染みて感じて。そこからパーソナルトレーニングジムに通うようになりました」

「筋トレを始めてから、もともと34%ほどあった体脂肪が、昨年11月の日本大会の当日で13、14%(※)にまで減少しました。筋トレを開始したことで健康的になっていきました」
(※市販の体組成計で計測した数字)

 

「運動は“運を動かす”」こと

筋トレを始めたことで、3年間で体脂肪率は約20%減少。身体の変化だけでなく、精神的にも大きな変化がったという。

「メンタル面もかなりポジティブに変化していきましたね。『運動は“運を動かす”』ことだとトレーナーさんから言われて、それは常に心に残っています。減量が停滞しているときや、モチベーションがなかなか上がらないときもあるのですが、『運を動かしに行くぞ!』と思ってジムに行くようにしていて、終わったあとは、『今日も運を動かせた。良かった』とポジティブに変化しているので」

実際に体調を崩したことで健康の大切さに気づき、身体面、精神面ともに調子が良くなっていった小林さん。自身の経験から、時には「休む勇気」も必要だと語る。

「無理してしまっているときは、自分の身体に目がいっていないと思います。余裕がなくなっているというか。でもその気持ちはすごく良く分かって、やはり一年目の新人のときは周りにも頼りづらいと思います。なので、一人で自分の心と向き合ってゆっくりする時間を設けるといいと思います。『休む勇気』を持つことが重要です」

「ジムなど体を動かす趣味を持ってから、仕事から離れて自分の身体だけと向き合う時間が自然と増えました。それがあって身体のSOSについても少しずつ目を向けていけるのではないかなと考えていて思いました。評価されることが全てではないですが、私が大会などを通して身体作りに励んでいることを、私を支えてくれている家族や友達、職場の人など周りの大切な人にも知ってもらうことで、少しでも周りに健康の大切さを伝えられる存在になれればいいなと思っているので、これからも精進していきます」

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取材・撮影:FITNESS LOVE編集部 写真提供:小林愛

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