「夫と娘のおかげです」とプロカードを獲得して舞台裏に戻ると泣き崩れたのはブラジル国籍で日本人とブラジル人のハーフのイナヅミドリ(29)選手。
2月11日(日・祝)に神奈川・カルッツかわさきで「マッスルコンテストジャパン」が開催され、イナヅ選手はビキニFクラスを勝ち上がり、各階級チャンピオンたちで争われるオーバーオール戦でも見事勝利してプロカードを取得した。
「海外から沢山の選手が集まるコンテストで優勝できて嬉しい。この勝利は家族の協力がなかったら叶えることはできなかったから家族にありがとうを言いたいです」
イナヅ選手は11歳の娘を持つお母さんで減量に挫けそうになったときに、娘のソフィアさんの言葉に助けられたという。
「ママ頑張ってと言ってもらえてすごく力が出ました。それがなかったら無理でした」
イナヅさんは小学6年生のときにブラジルから日本にやってきて17年が経ち、「ブラジルよりも日本の方が住みやすいです」と流暢な日本語で答えた。
また、トレーニングは出産後1年で始め10年鍛え続けているということもあり、素晴らしい仕上がりをステージでみせたが、満足はしていないようだ。
「今日がスタートラインです。プロとして活躍できるようにこれからも頑張りたいです」
取材・撮影:FITNESS LOVE編集部