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「アトピー持ち」の23歳が磨き上げた肢体でグランプリ 大会出場の決意でアトピーが消えた!?

ベストボディ・ジャパン2023浜松大会において、大会初挑戦ながらミス・モデルジャパン部門ガールズクラス(18〜29歳)にてグランプリを獲った高井ほのか(たかい・ほのか/23)さん。「太れない体質」「アトピーもち」という、ボディメイクにおいては難易度の高い条件ながらも美しく磨き上げた肢体で会場を魅了した戦果の背後の努力を追った。

【写真】高井ほのかさんの磨き上げた肢体が光るビキニ姿

「ずっとアトピーに悩まされてきて、ボディメイクを始めてからも大会への出場を躊躇していた大きな理由だったのですが、決意して本格的なトレーニングをし始めた途端、嘘のようにひいていきました。推測になってしまうのですが、ほぼ毎日ジムに通って汗を流したことで新陳代謝が活性化したことと、メンタル的な部分が多いと感じています。大会に出るぞ、と決意した途端から不思議と改善されていきました。今、今後の出場が未定の状態だと他の条件がなにも変わっていないにも関わらず少し荒れ始めているんです。不思議ですよね」

アトピーを隠すため肌を隠せる服を好んでいた(高井ほのかさん/写真左)

メンタルの変化に関して、歴戦のボディビルダーからもスイッチングによる体質の変化については多く声があり、「減量に入ると決めた途端、何もしていなくても痩せていくことがある」という逸話は数多い。人体と精神には密接な関係性があるが、これもまたそのひとつなのかもしれない。

初シーズンを終えての心身の変化について、今期は未定としながらも増量をし、筋肉量の増のためトレーニングは欠かさないという。

「本当に太りにくいので、毎日5食とることで前大会から現在までで7kgの変化を見せています。今は上半身・下半身と分けての分割で、特にお尻についての左右差改善のためにブルガリアンスクワットを強化しています。効きにかなり差があるのでフォーム重視で、歪みを治すイメージで取り組んでいます。歪みに関してはピラティスも導入して改善予定です」

「あとは、どうしても好みの種目に偏りがちになってしまうので、楽しくやるという意識は持ちつつも苦手だけど効果のある種目にもきちんと取り組むという意識を持つようになりました。今まではトレーニングが大好き!という気持ちだけでがむしゃらにやっていたので、そこは成長したところかなと思います(笑)」

大会を通じて得た多くの友人、仲間の近況をSNSで繋がり合うことで、大会がない期間のモチベーションも高いという。

「今までひとりで黙々とやっていたことも、仲間がいるともっと楽しく学びがあるようになりました。あとは、一度成果を出した“自分史上最高の自分”の姿を思い描き、あのときよりもさらに進化した自分になりたいと思っています。わたしはあくまで趣味として筋トレを楽しみ、そのなかで経過を実感するために大会に出るというスタンスですが、やはり出場すると得るものは本当に多いと実感したので、機会に恵まれれば今年もどこかでステージに立ちたいと思っています」

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取材:にしかわ花 大会撮影:上村倫代 写真提供:高井ほのか

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