コンテスト

24時間勤務の消防士が過酷な減量に成功し、サマスタ千葉大会スタイリッシュガイ総合チャンピオンに輝く

「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)千葉予選」が6月5日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールで開催された。STYLISH GUY shortで優勝をはたしたのは、田口睦己選手(21)。トレーニング歴2年でSTYLISH GUY OVERALL CHAMPIONにまで昇りつめた成功の秘訣を聞く。

【写真】田口睦己選手のキレキレボディ

――優勝おめでとうございます。それにしてもキレキレボディですね。
「ありがとうございます。自分は、もともと身体が細かったのでカッコいい身体になりたいと思い、肉体づくりを始めました。あと、趣味があまりなかったので趣味が欲しいという思いもありました」

――何年前から始めたんですか?
「2年前です」

――2年で、ここまで絞れますか。なぜ、サマスタに出ようと思ったんですか?
「筋トレを始める前は、大会はボディビルしか知らなかったのですが、SNSで筋トレに関して調べているうちに様々なコンテストがあることを知りました。その頃、通っているジムが同じだった地元の先輩がサマスタに出場することになり、2021年のサマスタ横浜大会を観戦しに行きました。その中でスタイリッシュガイという部門に惹かれ、自分も来年は、このステージに立ちたいと思い、その時に出場を決めました」

――出たいと思っても、なかなか結果を出せるものではありません。
「僕の職業は、消防士です。24時間勤務なので、休みの時間も多いです。大会に出場すると決めてからは、休みの日のほとんどをトレーニングに使っていました」

――過酷な労働の中、身体を休めるわけではなく鍛えていたと。
「優勝した後、僕の減量期を見ていた方たちからは、『それくらいの努力だったね。おめでとう』と言って頂けました。逆に減量期の苦労を知らない方は、とても驚いていました」

――そこまで追い込んでいたのですね。
「トレーニングは、キツくても妥協しないようにしています。大会に出場する際に“自分より辛いことをやってきた人はいない”と思えるようにして臨みたいからです」

――今回、優勝できた理由はそこなのですね。
「あとは、バーベルを使用したスティフレッグデッドリフトに取り組んできました。脚トレをほとんどやってこなかった自分が、減量期の4カ月で少しは変われた気がします。脚を1番強化し、大会2カ月前からは、毎日、朝に有酸素と合わせて脚トレをしていました」

――減量期の食事面はいかがでしたか。
「PFCバランスを計算したものを毎日、毎食徹底して食べていました。食事が一番、絞りに対して大事なことだと思っています。食事の時間とトレーニングの行う時間を決めて過ごしていました」

――そこが勝負のポイントだったわけですね。では最後に、肉体づくりに取り組んでいる方にアドバイスをお願いします。
「すぐに身体は変化しないので、ゆっくり自分のペースで筋トレをすることが大切だと思います。一緒にがんばりましょう!」

取材:FITNESSLOVE編集部 写真提供:サマースタイルアワード実行委員会

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