コンテスト womens

肩・背中・張り出した脚の筋肉!沖縄観光企業の取締役・30歳がメリハリボディをつくりあげた

新垣由衣さん8月に行われた関東フィットネス選手権大会・ボディフィットネスで美しく鍛え上げた筋肉を披露した新垣由衣(あらかき・ゆい/30)さん。昨年まではビキニフィットネスのカテゴリーだったが、今年からボディフィットネスにカテゴリーを変更して初めての大会で見事2位を獲得した。

【写真】新垣由衣さんの肩・背中・張り出した脚の筋肉

「(沖縄の観光関連企業・取締役の)仕事が忙しくて減量がうまくいっていなかったり、カテゴリー転向をして、ボディフィットネス初のステージで不安もある中での関東選手権でした。カテゴリー転向をしてステージ上でどのように見えるのか、どのように評価されるのか、と思っていましたが、私の予想とは反対に2位という順位をいただけて嬉しさと安心と、そして写真や動画を見て、しっくりきました。カテゴリー転向して間違いではなかったと」

24歳のときに本格的なトレーニングを始めた新垣さん。22歳頃からジムに通っていたが、スタジオやプールがメインで、筋トレはしていなかった。
「仲の良いジムのトレーナーさんが"こういった競技があるんだよ!一緒にやってみない?"と声をかけてくれたのがきっかけで筋トレを始めました。元々、筋肉美に興味があったのと、"ダイエットのために目標があれば!"と思いトレーニングを始めました」

新垣さんはダイエットとして地元の大会に2回出ていたが(普通の水着)、本格的に競技に向けたトレーニングをして、大会に出場したのは2019年(27歳頃)だという。
「本格的に始めた理由は、"ダイエットとして"と言うのが嫌になったんです(笑)。"ダイエットとして"と言うことで、"やり切った!"と言えない自分に言い訳をしていたんでしょうね(笑)。夢中になっている方を見て、"もっとやれるんじゃないか?""もっと夢中になりたい""私もビキニ選手になりたい!"と思うようになりました」

美しいアウトラインが印象的な新垣さんに普段のトレーニングメニューを伺った。
「トレーニングは週4〜5回程度で、1回1時間半ぐらいです。背中、肩、脚の3分割で、今年からボディフィットネスに転向したので、肩を強化するために背中→肩→脚→肩と、間に肩の日を入れるようにしています。
トレーニングに集中できているかどうかを一番大切にしています。どうしても集中できていなくて、効かせられないときは割り切って帰ってしまうこともあります(笑)。他には、肋骨が開きやすいので、呼吸などを常に意識しながら肋骨をしめるようにしていますが、なかなか難しく、まだ課題として向き合っています」

背中は元々苦手だったが、弱点克服のためにトレーニング回数を増やしたら強みになり、よく褒められるようになったという。
「私は元々太っていて、体型にコンプレックスがあったのですが、それが解消されて自分のことが好きになれました」という新垣さん。変えられないと思っていた体型が、「やれば変われる」と分かった衝撃でどんどんトレーニングにハマっていった。

そんな新垣さんは減量期に体重がなかなか落ちず、ストレスから過食してしまったり、過食後は自分を責めてしまったり、それを繰り返していると急に涙が出てきたりと、心がボロボロの時期があっという。
「"やると言ったからには逃げちゃダメだ!"と思ってなかなか引けずにいたら、心が疲れてしまったのです。しかし、大会で出会った選手が"心が元気なのが一番大事"と言ってくれたり、シーズン中に大会出場を辞めた選手を見て、"あ、心を優先していいんだ。辞める勇気も必要なんだ"と、自分の中で何が大切か気づくことができました。それ依頼、"心が壊れてしまったら今シーズンは辞める"と決めています。それが自分の中でセイフティーにもなっていて頑張れますし、それがあるおかげで自分の心の状態をより意識してみるようになり、気持ちが疲れそうな場合はリフレッシュしたりなど、バランスが取れるようになりました」

「これから大会を目指す方や既に選手の方にもお伝えしたいことが、自分の心を大切にしていただきたいです。私が経験した(上記の)同じような苦しみを、誰にも経験して欲しくないです......」と新垣さんは強く語ってくれた。

食事面では減量期でも、卵(全卵)は1日1個摂るようにしている。卵を摂ることで、体調が明らかに違うことに気づいたという。
「昨年、減量末期の際になかなか体重が落ちず、摂取しているものから何が削れるか?を考えた際に、私は脂質が影響しやすいため、卵を削ってみました。(他の食事は変わらず、運動量も変わらず、変えたのは卵のみ。)すると、2日目から全く力が出ず、最初は疲れが溜まっているだけかと思いましたが、寝ても変わらず力が出なかったため、試しに卵を摂取内容に戻しました。そしたら、やはり元気が出たのです!この経験から、カロリーのみに捉われず、自分に何が合っていて何を削って何を削らないべきか、摂取する内容にこだわるべきだと実感しました。そのため、減量中でも卵は必ず1個摂るようにしています」

ビキニフィットネスからボディフィットネスに転向した新垣さん。それを強みにした今後のステージが楽しみだ。
「ビキニフィットネスのときから変わらず、オールジャパンで成績を残したいです。そして、ビキニフィットネスとボディフィットネス両方の良さを取り入れて、私だけの雰囲気を出せるよう、ステージングしていきたいです」

次ページ:新垣由衣さんの肩・背中・張り出した脚の筋肉

取材:FITNESS LOVE編集部  写真提供:新垣由衣

次のページへ >


-コンテスト, womens
-,