見よ!この筋肉量。ボディフィットネス女王が女子フィジークで東京を制覇

8月13日に開催された東京ボディビル選手権。その女子部門である女子フィジーク、いわば“東京で一番マッチョな女性”を決めるカテゴリーで優勝したのが中島千春選手である。男子ボディビル優勝者の喜納穂高選手同様、中島選手もこれが女子フィジークのデビュー戦。初挑戦にして歴史ある大会を制覇した。

【写真】中島千春選手の素晴らしい肉体美

「あくまで優勝を狙って出場しました。初出場ですが、気持ちは怯んでいませんでした」

そう語る中島選手は、実は別競技の「ボディフィットネス」のチャンピオン。昨年はボディフィットネスの日本一を決める大会、オールジャパン選手権の45歳以上160cm超級で優勝。今年から、より筋肉量が求められる女子フィジークに転向し、その第一戦が今回の東京選手権だった。

「ボディフィットネスはやりきりました。ずっとオールジャパン選手権で優勝したくて、去年、その目標をようやく達成できました。そして次の目標を考えた際、私はかねてから女子フィジークに憧れていて、今の自分ならチャレンジできるかもしれないと考えました。10月に(女子フィジークの)日本選手権を観戦して、改めて『チャレンジしてみたい!』と強く思いようになり、女子フィジークにシフトしました」

ちょっとややこしいが、男性の「ボディビル」にあたる競技が女子の「女子フィジーク」。ボディビルと女子フィジークは基本的なルールはほぼ同じであるものの、規定ポーズが異なっている。例えばボディビルの代表的なポーズである「ダブルバイセップス」。両腕に力こぶを作るこのポーズ、「ボディビル」は拳を「グー」にして握るのに対し、女子フィジークでは「パー」にして指をきれいに開く。つまり、ボディビルは男性らしい力強さ、女子フィジークには女性ならではの華麗さなどが求められるのであるが、中島選手の武器はなんといってもその筋肉量。音楽に合わせてポーズを披露する「フリーポーズ」では、「ボディビル」のポーズを取り入れ、ダイナミックに自分を表現した。

「最初は(別の女子フィジークの)フリーポーズを練習していたのですが、私はひとつひとつの筋肉を見せる男子ボディビルのようなスタイルのほうが合うのではないかと思い、1カ月前にポーズを作り直しました。(今回出場して、優勝したことで)“自分の形”というものを、確認できました」

今年は8月21日の日本クラス別選手権、そして10月9日の日本選手権に出場。その視線の先にあるのは、もちろん日本の頂点である。

「私にはボディフィットネスでオールジャパン選手権で優勝したという誇りがあります。その誇りを持って女子フィジークに出場しています。目指しているのは、日本一です。あくまで上を目指して、その過程に東京選手権がある、という感覚です。今日の反省点を分析して、それを生かして次の日本クラス別選手権に臨みたいと思います」

取材・文:藤本かずまさ 撮影:中島康介

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