トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、2022年12月3日(土)に開催された「ゴールドジムJAPAN CUP」の「ウーマンズレギンスフィットネス」2位の成田沙織さん(33)。ウーマンズレギンスフィットネスは、背中や脚、殿部、肩の筋発達が重視され、かつバランスの良さが求められる2022年に新設されたカテゴリー。秋田県出身で秋田米のPR大使をする成田さんは「おかわり自由であれば、大盛ごはん5杯は食べる」と言うほど、お米が大好きだという。細い身体ではなく筋量がありメリハリのある身体に憧れたのがトレーニングを始めたきっかけだった。
「もともとヨガが大好きでヨガをしていました。トレーニングを始めたのは、2020年9月からです。筋量のない女性らしさがゼロの体型だったので、海外女性のようなメリハリボディに憧れてトレーニングを始めました。最初は食事内容を変えず、お尻と背中が中心のトレーニングからでした。ウエイトトレーニング初心者で、スクワットやデッドリフト、ダンベルなどのフリーウエイトを中心にやっていました」
シングルマザーで子育てをしつつ、インターナショナルプレスクールで英語教師をしている成田さん。
「私はシングルマザーなので、仕事が終わってから子どもたちのお迎えの時間までが自分のトレーニングの時間です。常に時間に追われている感覚なのでトレーニングは時間と集中力との戦いです(苦笑)。大会はトレーニング仲間に勧められたので挑戦してみました」
初めて出場した大会は2022年10月23日開催の「マッスルゲート愛知大会」。「ウーマンズレギンス」という「ウーマンズレギンスフィットネス」と比べて筋量が求められないカテゴリーに挑戦し、158㎝以下級で初出場ながら2位という成績を残し、ゴールドジムJAPAN CUPへの出場権を獲得した。ゴールドジムJAPAN CUPに向けて本格的にトレーニングを開始した成田さんだが、減量には苦労したようだ。
「JAPAN CUP前の減量が思うように進まず苦戦しましたが、HIIT(タバタ式トレーニング)をやってから有酸素をしたり、半身浴で汗をかき代謝を良くするなど工夫しました。また、減量中はストレスを感じることが多かったので、ストレス発散方法を見つけるようにしていました。私はアウトドアなので、登山やテントサウナなどにハマっていました」
秋田県出身の成田さんはお米が大好きで、秋田米のPR大使をしている。減量をしないオフ期間は炭水化物を制限なく食べるのが楽しみだと話す。
「トレーニングは『①上背②下背③お尻とハムストリング④お尻と前側⑤肩』の5分割でやっています。筋肉痛でできないときに腹筋や胸、腕をやっています。食事は高タンパク低脂質の食事にしています。オフの間は炭水化物量は特に決めていません。『ミスあきたこまち』という秋田米のPR大使をやらせていただくくらいごはんが大好きということもあり、ごはんをたくさん食べます。ごはんのおかわりが自由なお店に行くと、大盛りごはん5杯は食べます(笑)」
今後の活動については、スポーツモデルなど筋量が求められるカテゴリーに挑戦したいと話す成田さん。最後にトレーニングを続けるコツについて教えてくれた。
「『食事制限しないといけない』『トレーニングに行かないと』と思うと、逆にストレスになってしまうので、『今日はおやつを食べなかった』『今日はジムに行った』と目標設定をゆるくして、ストレスにならない範囲で始めるのがいいと思います」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
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-マッスルゲート, ゴールドジムジャパンカップ, 筋肉道